Blog


参加報告のブログ

★過去のブログについてはカテゴリー別に掲載しております。

お知らせ社長ブログ新しい取組完成物件現場社内行事肝付町/参加報告/その他

いぶすき菜の花マラソン2017

今年も「いぶすき菜の花マラソン」に参加しました。

 昨年は当社から5名が参加し、当メルマガでも特集が組まれるほど大変盛り上がりましたが、今年は一緒に参加しようとしていた3名のうち、1名(S原)がエントリーに失敗、1名(K松)が大会前夜に体調トラブルと、結局当社からは私と製造のN崎さん2名の参加になりました。

(1/19編集部追記: あとで分かったのですが、集成材部の若手H高君が、「僕も参加していたのに・・」と悲しそうに言っていたそうです!知らなかった!すみません! ということで、当社からは+1名の3名参加でした!)

 

 N崎さんは毎年複数のフルマラソンに参加するようなベテラン。フルマラソン2回目の私は、文字通り『自分との戦い』となったわけです。

 とはいえ、すべては想定内でして、心地よい高揚感とともに大会当日を迎えました。一人でも参加するつもりでしたので、一人で達成感を味わって来ました。

 

 大会当日、早朝の天気予報が雨でしたので、雨対策は万全でしたが、雨が上がった後、気温が上昇するのか、予想以上に寒いのかが予測できず、不安の中スタートを迎えました。

 天気予報通りスタートと同時に雨は上がり、結局予想以上に暖かい一日となり、暑さに苦しんだ方も多いようです。

 

雨対策をしてスタートを待つ
雨対策をしてスタートを待つ

 

 結果は6時間40分ぐらいで、もちろん完走しまして、練習の感触では5時間台の予定でしたが、努力に勝る天才なしとはよく言ったもので、練習不足を痛感しました。

 後半はどこかのランナーのTシャツの背中に書かれていた【痛くても!!しねへん!!】を唱えながら、痛みに耐えゴールしました。

完走証
完走証

 

 ゴールと同時に、『来年はもー走らん!』と思いますが、半日経つと何となく今年の反省をしたりして、来年に備える私がいました。

(さて来年はどうなるか?N時)

0 コメント

「かごしま木材まつり」に参加しました

 今年も10月22日(土)~23日(日)にかけて、かごしま県民交流センターにて「第17回かごしま木材まつり」が開催され、山佐木材もひとブースお借りして、会社PRと出店販売をいたしました。 

県民交流センター前の広場にて
県民交流センター前の広場にて

 

 二日間ともあいにくの雨でしたが、予想以上にお客さんが多く訪れ、天気の良かった去年よりもかなり忙しかったです。毎年、会社PRの他に何を出店販売しようか迷うのですが、今年は、有馬常務手作り「ヒノキのまな板」を目玉商品として出店販売いたしました。 

 

ヒノキのまな板、ヒノキのチップはいかがですか(店番は製材部のO津さん)
ヒノキのまな板、ヒノキのチップはいかがですか(店番は製材部のO津さん)

 

  最初は、「こんなにあるけど、どれだけ残るのだろう・・・売れ残って、帰りの車に載るのだろうか・・・」と心配していましたが、それを裏腹に完売する大盛況でした。(最後はたたき売り) 

 来年の木材まつりまでまだ一年ありますが、さっそく来年の目玉商品を考えていきたいと思います。

(製材部 森田(悠))

 

 今年も、「住まいと建築展」、「かごしま木材まつり」、「おおすみ木材まつり」の3つ同時出店という荒業を成し遂げるべく、準備を進めておりましたが、おおすみ木材まつりの出店が雨のため中止になり、CLTボルダリング(滑り台付きにバージョンアップ?)のお披露目は、残念ながら来年に持ち越しとなりました。やや中途半端に終わってしまった新商品開発はまた来年頑張りたいと思います。

(M理) 

0 コメント

「かごしま住まいと建築展」に出展しました

 10月21日~23日の3日間、かごしま県民交流センターで開催された「かごしま住まいと建築展」に参加してきました。22日~23日の2日間は屋外で「かごしま木材まつり」も開催され、山佐木材は両方に出展するということで、CLT部、製材部、建設部から数名が交代で参加しました。

 

 「かごしま住まいと建築展」は、鹿児島県の住宅・建築センター主催で毎年行われており、県民1人1人に鹿児島の木材利用の状況やその可能性を知って頂くためのイベントです。

 当社のブースでは今話題のCLTや集成材の製造・施工について展示しました。CLTに関しては今まで以上に身近に感じて頂けるように、JAS認定の中でも一番薄いサイズのものから二番目に大きいサイズまでのものを揃えてみました。(一番大きいものは運べなかったので…) 

CLTの見本が並ぶ山佐木材のブース
CLTの見本が並ぶ山佐木材のブース

 

CLTをテレビでは見たことがあったとしても、実物は中々見る機会がない中、たくさんの人に実物を触って確認して頂くことができました。

実際に触ってみてください
実際に触ってみてください
ぐりぶーもアピール!
ぐりぶーもアピール!

 

「集成材?木を貼り合わせたら剥がれるんじゃないの?」という疑問を多くいただきました。

 当社は、JAS認定を受けた工場で、徹底した品質管理のもと構造用集成材を製造しています。JAS規格は集成材の外面の品質だけでなく、見ただけではわかりにくい接着性能、強度性能、ホルムアルデヒド放散量などについて、試験方法と適合基準が定められています。

 現在のJAS規格で認められている接着剤を使い、基準を守って作った集成材であれば、一般的な使用環境では50~70年は当然で、実際にはそれ以上もつだろうと言われています。特にレゾルシノール樹脂接着剤は、木材接着剤の中で最も優れた耐久性を有すると言われています。

  他にも、多くのみなさんに様々なご説明をすることができて、こちらもとても良い経験になりました。

 

 多くの方といえば、鹿児島県知事の三反園知事にも山佐木材のブースに来て頂きました。CLTや次世代の材料でもあるSAMURAI集成材の話にも耳を傾けてくださいました。

 

一方、外では「かごしま木材まつり」が実施され、雨の中、有馬常務がしっかりと山佐木材のブースを守ってくださいました。外が雨だっただけに、人も少ないのかなとも思いましたが、お昼頃は結構人が集まっていました。

ブログ「かごしま木材まつり」に参加しました

 

 建築展では、例年、建築関連の講演会も実施されます。今年は京都大学の五十田先生と名古屋の阿部建設の阿部社長が講演されました。両講演とも立ち見のお客様が出るほどの盛況ぶりでした。 

講演会会場
講演会会場
阿部建設の阿部社長
阿部建設の阿部社長

 

 天候にも関わらず、小さい子供から大先輩のみなさんまで、たくさんの方々にお越し頂き、私たちが作る未来の材料の話を聞いて頂いてありがとうございました。そして主催者の鹿児島県住宅・建築センターの皆様、お疲れ様でございました。また来年もよろしくお願いいたします。

(営業本部・小城)

0 コメント

ニュージーランド再訪記(5)最終回

 19年前にニュージーランドに行ったときは、既にニュージーランドの国立林業研究所(NZFRI)が民営化され、そしてすべての国有林と国営木材加工工場が、フレッチャーチャレンジに売却されていました。                

 今回訪問したSCIONは、民営化されたFRIの後継組織であったことを知りました。フレッチャーチャレンジ社の巨大な工場も今回見学したRED STAG、その他の会社に分割されたということでした。これらの経緯はよく分かりませんでしたが、激しい国際的競争原理の中で様々な最適解を求めて変遷していったのでしょう。

 20年以上前のあの大胆な民営化は、当時の政権による国柄を替えるほどの行政改革の一環と受け止めていました。もちろんそれは事実でしょう。


 

 ここからは私の想像です。かつてニュージーランドは林業を以て立国すると決意しました。その決意の下、関わった林業研究者たちの覚悟はすさまじいものでした。世界中からこれはと思われる樹木を探してきて、広大な試験林にその苗木を植えました。その遺跡が今回ツアー2日目に訪ねた「レッドウッドフォレスト」です。

 気候風土との適性、林業面での経済性、木材加工原材料としての適性など、あらゆる面から科学的合理的多角的に検証検討して、結果的に外来樹種であるラジアータパインを選定しました。

 そしてそのラジアータパインにも矢継ぎ早に品種改良を進め、様々な目的にかなう多数の品種が作られました。

 このラジアータパインを国木として決定し、国有林を初めとして全国的に造林しました。そして伐採できるまでに成長するや、このやや特異な材質を持つ木を、きちんと合理的に利用するノウハウを確立するために、ついには国営による巨大な木材加工会社まで設立しました。

 まさに近代日本立国を図った明治の功労者たちの如くにです。この時期のニュージーランドの行政官、研究者達が何と志が高く有能で、そして果断であったことか。

 

 私たちが訪問した約20年前というのは、恐らくその目的をほぼ完全に達していて、おそらくは達成感に満たされた中、激しい民営化の流れに潔く静かに身を委ねていたという状況にあったものと思い至っています。

 これらのプロジェクトが進行中あるいは完成期の頃に、この地に身を置かれたのが九州大学の若き学徒であった堤寿一先生だったのだと思います。先生は謹厳で武士的雰囲気のある方でしたが、まさに林業立国のために取り組んでいるニュージーランドの林学研究者たちの志に傾倒し、共感と深い敬意を覚えておられたのではないかと思うことです。それに比べると自国の林業、林学の世界は一体どうしたか、と歯がゆいものがあったに違いないのです。

 今回の旅行で今のバブルの様子を見ていて、直感と想像から思い切って言うのですが、この国はあの頃を分水嶺として、武士的な国から商人的な国に転換したのではないか、ふっと沸いてきた感想です。 

 

(記憶に残る昼食)

○スバイシーポーク+ご飯 

 アジア系の店   砂糖でベタ甘、辛い、汗があふれる   10.8$

 

○インドカレー         

 インド人が多いのだろう。様々な種類があって、うまかった。3度食べた。広大な野菜畑があったが、カレーの具材としてインド人達が作ったものだという。          10~13$

 

○昼なのにモーニング!

    煮た豆とソーセージ、炒り卵、ベーコン、バターを塗った食パン

    安くてうまかった                   9.9$

 

(記憶に残る夕食)

○マオリ観劇と食事           

           ディナー料金69$+ワイン割り勘10$

               他に団長外からワイン差し入れ

 料理は、鶏、豚、羊肉、魚、芋、野菜の蒸し焼き。カレー、シチュー、麺、サラダその他

 

 ディナー料金はホテルに付け、ということになった。翌朝ホテルでこの分精算しようとしたら、「既に支払い済み」と言う。??? 誰や彼や問い合わせて、何と荒川団長がぼそっと「俺が二人分払ったかも知んない」。えっ!!??。だって英語はすごく堪能な人なのに。

 マオリ劇に皆さん参加して、楽しそうだった。ちなみに有名な戦いの前の儀式、「カマテ、カマテ、カオーラ、カオーラ」とは、「生きる、生きる、死ぬる、死ぬる」という神聖なもの。コマーシャルなどで使うのは罰当たりなことのようである。


 

○オークランドにて最終晩餐  レストラン「モリタ」   日本人経営

                            120$

 ニューシーランド最後の夜。心残りの無いように、まさか割り勘負けをしないようにと言うわけでは無かろうが、みんなまあ良く呑むわ呑むわ、ついに料金一人頭120$に。

 

 参加者中ただ二人の女性、M女史と父娘で参加された宮崎県M木材の娘さんとは、二人ながら英語も堪能で、いつも笑顔でありながら気品があって、とかく放縦に流れがちな男どもの気を引き締めて、視察団の品位を汚さない上で大変功労があったことを記して、この報告記を閉じることにします。

(「ニュージーランド再訪記」完)

代表取締役 佐々木 幸久

0 コメント

超高層ビルに木材を使用する研究会:第4回総会および記念講演会

 10月15日(土)、当社が事務局をつとめる「超高層ビルに木材を使用する研究会」の第4回総会、記念講演会が福岡大学工学部で開催されました。

 この研究会は今年で設立4年目を迎えました。福岡大学工学部の稲田達夫教授を中心に、主に九州内の有志10名ほどで設立しましたが、会員の皆様からのご紹介や、趣旨にご賛同いただいた方々からの入会希望により、法人会員14社、個人会員51名になりました。事務局として皆様のご支援に感謝申し上げます。 

 

 例年、10月の総会にあわせてゲストをお迎えして講演いただいておりますが、今年は宇都宮大学の中島史郎教授と林野庁木材産業課の服部浩治課長補佐に講演をお願いしました。

■日時:10月15日(土)13:00~会員受付開始、14:00~一般受付開始

■場所:福岡大学 工学部11号館 1階1111教室

■内容

(1)13:30~14:00 総会

(2)14:15~16:00 総会記念講演会

 <基調講演>「中高層建築物の木造・木質化の可能性」

             宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科教授 中島 史郎氏

 <林野庁講演>「都市の木質化のための新たな技術の活用」

             林野庁木材産業課木材製品技術室課長補佐 服部 浩治氏

(3)16:10~17:30 パネルディスカッション「鋼構造オフィスビル床のCLT化について」

 <パネリスト>

稲田 達夫氏  福岡大学工学部教授

中島 史郎氏  宇都宮大学地域デザイン科学部教授

服部 浩治氏     林野庁木材産業課課長補佐

麻生 直木氏  (株)竹中工務店東京本店設計部構造部門部長

佐々木幸久氏  山佐木材(株)代表取締役

(4)18:00~20:00 懇親会 福岡大学内フォレスト(中央図書館1階)

稲田達夫会長
稲田達夫会長
約70名の方に参加いただきました
約70名の方に参加いただきました

 

以下、内容を抜粋してご紹介いたします。

■ 稲田会長挨拶

・研究会は丸3年経過。サステナブル建築物等先導事業に11件が採択されるなど、研究会が始まった頃に比べると、中・大規模木造建築に対する動きは非常に活発化している。来年は新しい建物の見学会等が活発に催され、それらが口火となって、今後大規模物件の木質化が急速に広まることを期待している。

・中島史郎先生について

自分が「木材工業」という雑誌に投稿した記事を、山佐木材の社長が読んだことが研究会設立のきっかけであるが、「木材工業」に寄稿しないかと仲立ちをしてくださったのが中島先生。 このことが無ければ研究会も無かっただろう。

 

■ 基調講演「中高層建築物の木造・木質化の可能性」(宇都宮大学地域デザイン科学部 中島史郎教授)

・6~10階建ての建物の3分の1を木造で建てると仮定すると、新たに55万m3の木材需要、11階以上の建物の3分の1の床を木質化すると仮定すると、さらに135万m3、合計すると200万m3の木材需要が生まれる計算になる。

→CLTを使用することにより更に木材使用量は増える可能性

 

【木造建築物の中高層化 国内事例】

つくばの建築研究所内に建設された枠組壁(2×4)工法6階建て試作棟

 

・1~2階は2時間耐火のため21mm厚の石膏ボードを3枚ずつ両面に被覆

・耐力を高めるため12mm厚のカラマツ合板を両面に張り、CN65釘を50mm間隔で千鳥打=壁倍率14倍相当

・内壁側に北米で開発されたMidPly Wallも使用

・通しボルト(タイダウン金物)を使用


【木造建築物の中高層化 海外事例】

カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学の18階建て学生寮「Brock Commons」

 

・1階とエレベーターシャフト部分はRC造

・柱は集成材、床はCLT

・you tubeで施工の様子を見ることができるが、施工スピードはかなり早い

(音が入っていますのでご注意ください→)

・コロンビア州の法律Wood Fast Actにより木材を優先的に使うことを定めていることも背景にある


中島先生ご講演の様子
中島先生ご講演の様子

 

■ 林野庁講演「都市の木質化のための新たな技術の活用」(林野庁木材産業課 服部浩治課長補佐)

・2014年11月に国交省と林野庁が一緒になってCLT普及に向けたロードマップを発表

・今年は3/31付と4/1付でCLT関連の告示が施行され、材料基準強度、一般的な設計法、燃えしろ設計法が示された「CLT元年」と言える

・供給体制としては、現在、国内に7つのCLT工場

・鉄骨造の床や、耐震壁といった部分的利用にも期待

▲平成28年7月末現在のCLT工場分布図(平成28年9月に㈱中東もJAS取得)

服部課長補佐ご講演の様子
服部課長補佐ご講演の様子

 

■ パネルディスカッション「鋼構造オフィスビル床のCLT化」

 防耐火、建設コスト、CLTの可能性、日本の林業経営、超高層ビルへの木材活用、先導的プロジェクトへの支援策のあり方等の課題について議論がなされました。

パネルディスカッションの様子(左から稲田会長、佐々木幸久氏(山佐木材)、中島先生、服部課長補佐、麻生直木氏(竹中工務店))

 

 この研究会は、必ず懇親会もセットで開催されるという特徴がありますが、今回は福岡大学内のレストラン「フォレスト」にて、約40名の方に参加いただきました。大変盛り上がり、このあと二次会、三次会・・という方たちもいらっしゃったようです。(いつものこと)

乾杯は井上正文先生
乾杯は井上正文先生
塩屋晋一先生
塩屋晋一先生

 

当日の様子は、日刊木材新聞にも掲載されましたので、あわせてご紹介いたします。

ご参加、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。研究会への入会希望は事務局までお願いします!

事務局 佐々木(真)

ダウンロード
2016年10月22日(土)日刊木材新聞
20161022日刊木材新聞(超高層木研総会).pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 464.8 KB
0 コメント

ニュージーランド再訪記(4)

ニュージーランド2日目(2016年6月8日)

アグロドームで羊の毛刈ショー

 午前中希望者で「アグロドーム」に行くことに。牧畜や農業の国ニュージーランドの情報発信基地として効果的な施設です。広大な敷地があって、体験農業的な事も出来るそうですが、私たちは観光施設の木造館へ。ここで羊の毛刈りなどの出し物を見ます。

 観客は中国、韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド国内。日本人は私たちだけで、全体で最も少ない10人。それぞれの言語の同時通訳者がつきます。ガイドさんの紹介で日本語担当者に挨拶。

湾曲集成材の建物でした
湾曲集成材の建物でした

 

 弁士が立ってショーが始まりました。この司会が大男で芸達者で、早口で良くしゃべる。それを同時通訳が必死で訳すのを、我々はイアピースから聞くのです。いささか野卑な盛り上げぶりで観客も大喜び。

 ころころと羊を転がしながらの毛刈りも自ら実演、19種類の羊のお披露目、外に出ての牧羊犬による羊の追い廻しなど、大したエンターテイナーぶりです。 

 

驚いたのが、仕事としての羊の毛刈り。

羊の毛刈りは大変儲かる仕事だというのです。

その刈り賃は1頭当たり2NZ$とのこと、えっ150円?その値段で本当に儲かるの?

 

 弁士によると毛刈り職人は1日9時間労働で600頭の羊の毛を刈る、つまり1頭当たり1分かからないわけで、その効率に2度目のびっくりです。確かに600頭やれば、1頭2ドルでも1200NZ$、10万円以上の日当になります。年100日なら1000万円、150日なら1500万円以上の年収で、確かに「儲かる仕事」と言えそうです。

 

 しかし1人1日当たり600頭で、年間150日の仕事量を確保するには9万頭の羊が必要です。こういう人が何百人もいて、それぞれが十分な所得を得ているのならば、畜産から食肉、繊維までの巨大なサプライチェーンが出来ていることになります。圧倒的な効率を背景にした、圧倒的な国際競争力が背景になければ出来ることではありません。もっともそれが出来ているから国際競争力が出来たとも言えるのでしょう。

 しかし一頭の羊を1分で丸裸に出来るとは。労賃はわずか150円とは。それで1日10万円も稼ぐとは。感嘆しつつもまた慨嘆することでした。

 

羊の毛刈りを我が国林業に引き比べてみる  

 我が国でも戦後植えた木が概ね伐り時を迎え全国で伐採が盛んになってきました。伐ったあとには当然植え付け(再造林)をしなければなりませんが、植え付けの人の確保が難しくなっているのです。歩掛かりとしての植え付け費は決して安くないと思うのですが、植え付けの仕事が儲かると聞いたことがありません。

 

 実は一人が1日に植え付ける本数が、主たる林業国の中では我が国が一番少ないのです。あちこちで聞くのですが、最も多いところで1日1人400本、一般的に200~250本でしょう。

 一方海外ではどうか。私の聞いた限り、どこでも不思議に同じで1日1000本なのです。

 1本当たり植え付け費が100円であっても200本植え付けなら、1日20000円です。一方1000本植えれば、100000円の日当になります。仮に単価が半分でも、50000円。

 例えば大学生が、1人ではいやだがサークル仲間数人と休暇中に挑戦したとします。1日50000円で20日働いて100万円になります。

 例えば初めての仕事で大変でしょうが、夜の飲食店のアルバイトに比べれば健康的です。やっただけの収入が保証されるのであれば若さで乗り切れるでしょう。

 次の課題が生まれます。5人で1日5000本。20日間だと10万本。現状だとまず苗木の供給が追いつかないと思います。

 次に植え付けの場所ですが、1ha当たり1000本植えなら5人分の作業場所として100ha、1500本植え付けで75haが必要ですが、誰がこれを継続的に、かつ広範囲に確保できるかです。

 我が国では林業が儲からないことになっているので、造林から間伐まであらゆる作業に補助金を付けています。補助事業の受け払いは極めて複雑な事務作業であり、専門教育を受けた林業技術者が多数これに携わっています。ベテランの技術者が本来の業務たるべき林業の技術や構造的問題の改良に携わるいとまもない有様です。

 国際的に見て我が国林業は劣勢にあり、施業面積は伸びません。単価は高くても作業量が少ないので、結果的に従事者の全体所得は他の林業国に比べて問題になりません。人手不足はやむを得ないでしょう。

 

本日の整理

・国際競争力を確保できる商品価格を設定する。

・それに見合う労働単価を設定。      一頭2ドルとはまた何と安い!

・単価は安いが、仕事は継続的にいくらでもある。

・本人の技倆と頑張りで、沢山の仕事をこなす。  一人で1日600頭とは!

・少しでも効率を上げられるよう、配慮する。

・平等になどとの配慮から所得の頭切りなどしない、      1日10万円!

・継続して高い所得を上げられるなら、人材は集まる。

 

(メモ)

・午後は、初回に紹介した「レッドウッドフォレスト」

・昼食 インドカレー         10NZ$

・夕食 荒川団長1日遅れで到着。団長を交えての合同夕食会     75NZ$

    サツマイモのポタージュ、ラム肉ステーキ、デザート

    ビール、ワイン

(佐々木 幸久)

0 コメント

住まいの耐震博覧会2016@マリンメッセ福岡

平成28年9月17、18日にマリンメッセ福岡で開催された「住まいの耐震博覧会」に昨年同様、日本CLT協会の展示ブースを任され、CLTの展示をしてきました。


 

ブースの設営・準備はCLT部の西牧リーダーと河野さんの2名で行い、クレーンを使って1時間で完成したそうです。施工スピードはさすがCLTです。

 

昨年も設計を担当した西牧リーダーが、今年はデザイン性を数段レベルアップさせ、かつ色々な箇所に面白みを備えたブースを作り上げました。 

CLT部の西牧リーダーが設計した展示ブース
CLT部の西牧リーダーが設計した展示ブース
中も色々とこだわっています!
中も色々とこだわっています!

 

 展示会当日はCLT部の村田部長、西牧リーダーと私の3人で担当しました。私は初めてでしたが、たくさんの方々にCLTの展示ブースに来て頂きました。業界関係者や一般の方々、小さなお子さんまで。それぞれ見る箇所が違うので、私たちもいろいろな発見ができました。

 業界関係者の方々からは、CLTの優位性や施工方法など具体的な質問がありました。去年と違って、今年の春に告示されたCLT関連告示の内容の質問も多かったです。我々も鋭いみなさんの質問にその場でお答えできず、持ち帰らないといけないものもありました。

 一般の方々からは、ブース全体に対して『こういうものが公園にあるといいね』『家の庭にほしいね』などの声が。

子供達はブース内設置した、CLTの端材で作ったイスが大好評。大人の方も一部『欲しい!』という声もありました。

 

たくさんの方々にCLTに触れていただきました
たくさんの方々にCLTに触れていただきました
好評だった椅子
好評だった椅子

 

今回の耐震博覧会は大きな意味がありました。それは今年の春に起きた熊本大地震です。

あれから半年近く経ちましたが、その被害の爪痕はまだ様々な場所で残っています。

 同じ九州で開催された今回の耐震博覧会は、1人1人が地震に対にしてどう向き合うかを考えるい良い機会だったと思います。私自身も今まで以上に身近にかつ慎重に考えないといけないと感じました。

 

今回もこういった機会を与えてくださった主催のナイス(株)のスタッフの皆様ありがとうございました。

そして、CLTのブースに立ち寄って頂いた皆様、各ブースで展示紹介されたメーカー様やご担当の皆様、ありがとうございました。

(営業本部 小城) 

0 コメント

名古屋の阿部建設様を訪問しました

9月14日(水)、まだまだ暑い日が続く中、阿部建設(株)様が開発、弊社が製造元となる「Aパネ工法」が間もなく発売開始予定のため、佐々木社長に同行して名古屋に行って参りました。

ご参考:Aパネ工法についてはメルマガ36号シリーズCLT(27)をご覧ください。

  

 中部国際空港で迎えてくださったのは、阿部建設社長のご子息、将也さん。空港から阿部建設の住宅展示場『大森エコタウン』へ車で送って頂きました。

 道中の車内で将也さんの話を聞かせて頂きました。大手住宅メーカーを辞めて、家業を今年継がれたとのこと。そして、お酒が好きな話も…そうこうしている内に到着。打ち合わせ場所で待っていると、阿部社長がいらっしゃいました。

 阿部社長は車イスで登場されました。若い頃にバイクレースでの事故がキッカケで車イスでの生活になったそうです。しかしそれよりも自分が感じたのは、とてもパワフルな印象を受けました。このパワフルさは後ほど形となって出てきます。

阿部社長(右)とご子息の将也さん
阿部社長(右)とご子息の将也さん

 

昼食後に打ち合わせをスタート。しばらくすると大勢の人が窓の外に。

この日はチルチンびと地域主義工務店の会の名古屋研修とのことで、今回のAパネ工法を用いた住宅の見学に大型バス2台分の人達が来られていました。

ご参考:チルチンびと地域主義工務店の会ホームページ

 

  阿部社長は私たちと打ち合わせをしながら、この大勢の研修の方達への対応もこなしていらっしゃいました。

すると、阿部社長から我々に、「今日のチルチンびとの会の懇親会に来ませんか」とお誘いを頂きました。

特に予定もなかったので、そのまま我々も参加させて頂くことになりました。

 

まずは、研修会があり、阿部社長をはじめ地域主義工務店の会員の方々がご自身の会社の取組や説明を行いました。住宅関係のことに、ど素人の私にはどの説明もとても新鮮で興味深いものでした。

 

研修会で会社説明を行う阿部社長
研修会で会社説明を行う阿部社長

研修会終了後、隣の部屋での懇親会にも参加させていただきました。

 

 阿部社長の弟である阿部専務に様々な業種の方々をご紹介頂きました。想像以上にみなさん、CLTへの関心があり住宅用として使うことができる、CLTを使ったAパネ工法に期待と関心を寄せていらっしゃいました。

 

阿部社長の弟 阿部専務
阿部社長の弟 阿部専務

 

皆様と一緒にいろいろなお話をさせて頂き、とても勉強になり、そして元気を頂きました。地域主義工務店の方々はとても元気があり、それぞれ熱い使命感を持っている方達でした。

また、地域主義工務店のみなさんにはこれからお世話になると思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 

飛び入り参加での研修会、懇親会でしたが、みなさん温かく迎えてくれました。

地域主義工務店の会のみなさん。そして、阿部建設のみなさま、どうもありがとうございました。

(営業本部 小城)

0 コメント

ニュージーランド再訪記(3)

オークランド空港到着

 朝8時過ぎオークランド空港に到着。検疫で食品持ち込みには大変厳格とのこと、申告に少しでも虚偽があれば即刻罰金300$と脅かされました。ほんの少しばかりのおつまみを「食品あり」と書き込む。係官はカードを見て、「これは何か」と確かに聞かれました。何とか答えて無事通過。 

 両替所で日本円30,000円をニュージーランドドル(NZ$)に両替。手数料10NZ$を引いて356NZ$とコインが何枚か。1NZ$当たり84円。以前来たときも似たようなレートだったと思います。大きな額の札をすべて10$、20$に替えて貰いました。

 お土産1万円と、5泊なので1日当たり4,000円、これで十分だろうと踏んだのですが、あに図らんや予想は外れました。

 

オークランドにてニュージーランド最初の食事

 ニュージーランド最初の食事(昼食)はチーズ、ベーコン、目玉焼きのハンバーガーとコーヒー、15NZ$。ペットボトルの水が4.5NZ$(400円弱)だったのにはびっくり、さすがに買う気になりませんでした。同行の皆も目を丸くしていました。

 

ニュージーランドは住宅バブル

 バスの途中で日本人の現地ガイド(運転手兼務)に話を聞きました。家を1件作ると数千万円、水辺など景観の良い場所になると1億円以上掛かるとのこと。

 オークランドは人口150万の大きな街ですが、うち中国人が10%近くを占めていてしかも更に流入が続いており、彼らの投機買いも含めた旺盛な住宅購入意欲に煽られて住宅価格が高騰しているようです。

 オークランドは最も初期に入植が始まったところの一つであり、数々の名所旧跡がありました。

 

ロトルアへ移動 

 途中で休憩 マタマタの町のインフォメーションセンター

 映画「指輪物語」「ホビットの冒険」ロケがこの町の郊外で行われた由。  映画好きガイドさんの話。

マタマタの町のインフォメーションセンター
マタマタの町のインフォメーションセンター

 19年前もロトルアを本拠にしてあちこち行ったものです。                

 市内の「ポリネシアンスパ」の話が出て、その前も通ったのですが、19年前には宿から歩いてそこに入浴したのです。数日滞在した場所が分かるかなあと思いましたが、記憶は蘇りませんでした。

 

酒屋でワイン購入

 ホテルに入る前ガイドさんが気を利かせて酒屋に寄ってくれました。ニュージーランドのワインは安くて質が高いとのこと。これには皆大喜びで私もシャルドネ系のニュージーランドワイン2本を仕入れました。

 伝票を見たら、10.99NZ$と、12.99NZ$、合計23.98NZ$ですが、Rounding 0.02NZ$で、改め24.00NZ$となっています。「丸める」とは日本でも言いますが、大概は小さいところを切り捨てることが多いのですが、こうして足すこともあるのですね。面白いと思いました。しかしそれだったら、最初から10.99などという半端な値付けをしなければ良さそうなものと思うのですが。

 

 ホテルに着いてから早速味見してみましたが、さわやかなおいしいワインでした。この2本と、鹿児島から持ってきた焼酎小鹿5合入紙パック×2本が、これから数日の夜の友になります。

 

初日の夕食

 ホテルから歩いて数分のところに、その名も「EATSTREET」という飲食街があって、滞在中重宝しました。初日の団長抜きの夕食は皆で連れだってホテルを出ましたが、全員での会食は団長が到着する明日の夜にしようと一決。

 看板を見ながら小ぶりな食堂街を行ったり来たり、何となく好みで3、4組に分かれました。私たちは気の良さそうな美人店員さんのお誘いで数人、とある店に入りました。ビール、ワイン赤白、料理は数皿を皆でシェアして、一人頭40NZ$。 

 そのままホテルに帰って二次会に。それぞれ部屋から先ほど入手したビール、ワイン、つまみを持ち寄り、それに焼酎のお湯割り。焼酎5合があいたところでお開きになりました。

(佐々木 幸久)

1 コメント

ニュージーランド再訪記(2)

 前回、余りに印象深かったレッドウッドフォレストでの「事件」をレポートしました(リンク)。

今回は出発時の騒動や、主目的であった防腐防蟻のレポート、考察です。

 

出発、成田にて

 平成28年6月6日16時30分、成田空港HISカウンター前に集合。当日CLT協会総会の日でしたが、塩﨑常務に参加して貰い、余裕を持って成田へ。おかげでこちらには多分一番乗りの到着。

 さて旧知、初対面含めて参加予定者が全部そろい、いざ搭乗手続きというとき、荒川団長が「パスポートを家に置き忘れてきた」と爆弾発言。団長からは旅の注意事項や現地の気候情報などと共に、再々「パスポートだけは忘れないように」と、注意喚起のメールを戴いていていつも何か忘れ物をする私なども十分心していたのでしたが、当のご本尊が忘れてしまったとは。

 航空会社と話がついて荒川先生のみ翌日便に変更、団長抜きで視察団は出発することとなりました。旅は早くも波乱含みの予感です。

 飛行時間10時間30分の時間は実に長いと感じました。行きは夜行便でありかねての晩酌に比べてビール1杯ワイン2杯は少な過ぎ、また余り遅くまで読書灯をつけるのも憚られ、眠れぬ夜を持て余しました。帰り便でさほど感じなかったのは昼行便であり持って行った本をゆっくり読むことが出来たからでしょう。しかしもう海外旅行も考え物だなと感じたことでした。

 

防腐防蟻は50年保証

 今回の視察で最も感じ入ったのは、防腐防蟻の保証期間は基本的に、Life Time(家が存続する限り)とういことです。

ニュージーランドの規格では、 内装材 5年、 外装材15年、 構造材50年 と決まっているというのです。

 

 

 

 

 

住宅建築中             

木材はすべて保存処理している

大半がホウ酸塩(多分DOT)

 

 

 

 

ホウ酸塩はピンク色に着色。

  (当社でも処理材はピンク色使用)

一部水掛かり部分をCCA処理

 なお、CCAはニュージーランドでは禁止されていません。住宅の一部、雨掛かりなどで使用されますし、外構材ではタナリス等とともに非常に多く使用されています。

 

 様々なメーカーにおいて様々な薬剤や処理技術が開発され、メーカー同士の競争もあるようですが、基本的に新築の際にはすべての木材に加圧注入されます。我が国でよくある農薬の現場塗布や、土台根太など構造材の一部処理ではなく、住宅に使用される木材すべてに加圧注入による保存処理が行われています。

 それにしても我が国では何故農薬の塗布処理というような永続的な効果が期待できないやり方を、優秀な専門家がそろっているはずの薬品メーカーが推奨して恥じないのだろうかと疑問に思います。

 

 保存処理費は60~75$/m3ということでした。NZ$であれば、5000円~6500円ということになります。家1棟分の木材が、造作材、合板も含めて30m3あるとすれば、1棟あたり15万円から20万円、十分容認できる必要経費だろうと思われます。 

 

 当社としても「保証期間」50年と決めるのは時期尚早としても、長期の耐朽性能について真剣に考える必要があるように思います。

 その手法についていろいろあると思いますが、家1棟分すべて処理する人にはm3当たり処理費を安くして全棟処理を強く推奨する。

 ホウ酸処理マニュアルを再度チェック、温湿度管理が出来る養生室を整えてしっかりした養生を行う。

 以上のようなことを検討すべきだと考えました。 

 

 

 

 

ポールコンストラクション構法

防腐処理した丸太を穴に立てて、コンクリートで埋める。         

その丸太柱の上に桁を乗せて建物にする。      

 ニュージーランドやオーストラリアでよく見る。

 

 

 

 

 

 

帯のこ。幅が広く、身も厚い。

背にも刃がついている。

 

 

 

 

木造の防火用水タンク。二つの工場で見る。

防腐処理(CCAもしくはCuAZ)した木材で作る。

長い鉄筋で絞る。下が水圧が掛かるので、

下に行くほど段々鉄筋の距離が近くなっている。

次回予告 

ニュージーランドでの食事その他について

(佐々木 幸久)

1 コメント

ニュージーランド再訪記(1)

19年ぶりのニュージーランド

 NPO法人ホウ素系木材保存剤普及協会という団体があります。理事長は荒川民雄氏、ボロンテクノロジー代表。私も理事会の末席を汚しています。

 その荒川理事長からニュージーランド視察の企画を聞いたとき、これは是非とも行かねばなるまいと思いました。ひとつは荒川先生の防腐防蟻関連の視察が久しぶりだったこと、それともうひとつは20年近く前ニュージーランドに旅行した時の印象がとても良かったのです。

 この時は堤寿一先生(当時九州大学農学部名誉教授)のご案内で、今回のようにオークランド空港に到着後、ロトルアを中心に、堤先生が練りに練った計画を作ってくれて有意義に視察を行うことが出来ました。そのようなことでお話があってすぐに1週間の時間を作る段取りを始めました。

 

帰国後 同行のNさんからメール 

 実は旅行から帰ってから、同行のAFM Japan社のNさんから以下のようなメールを戴きました。

Nさんのメール

(前略)帰国後、ガイドいただいた松木さんのサイトを検索中に、佐々木社長の平成9年のニュージーランド視察記を見つけ拝読いたしました。

視察前に読んでいれば相当に視る目が違ったのにと残念です。

20年近く前の森林・木材関係の事情も大きくは変わっていないようで、ただ、所有形態が政策により民間化が進んでいるようで、松木さんのレポートの内容に理解がつきます。

訪れたSCIONが森林総合研究所が前身と聞きましたが、当時にもNZ森林総合研究所を訪れておられ、案内の仕方も次々と担当から担当に引き継がれるとの文章に、今回も同様であったなと思いました。

 松木さんが属したフレッチャー社も訪れておられ、時期的にどこかでお二人のニアミスがあったのではないかと思われてしまいます。(後略) 

 私もNさんに言われて、改めて自分の昔のレポートを再読してみました。もうこの歳になるとあまり勉強もはかが行かないのですが、当時は見るもの聞くもの新鮮で、しかも堤先生の実に懇切な解説付きですから、こと細かに記録しています。当社ホームページでも検索できますので、興味を持った方は読んでみて下さい。

■ ニュージーランド視察記(社内報「やまさ」平成9年8月号~11月号掲載

 

 

故 堤寿一先生をひそかに偲ぶ旅に 

 私にとってニュージーランドは即ち堤先生でした。先生はニュージーランドを愛し、この国の林業研究や研究者たちに深い尊敬の思いを抱いておられました。今回の旅行は堤先生を偲びつつ、20年間の変化や推移を観察できれば、と考えていました。

 荒川理事長からは参加者全員にそれぞれの視察先について分担してレポートを提出するように指示があり、そして佐々木には「レッドウッドフォレスト」が割り当てられました。

 今回のレッドウッドフォレスト山行中、私は不思議としか言えないことに出会いました。それが耳に入ってこのテーマを私に割り当てたのでしょう。 従って今回は順番を飛ばして、まずレッドウッドフォレストの山歩きからレポートし、その他は次回にしたいと思います。

 

 さてその山中での不思議なことについて述べる前に、今少し20年前の旅行のことを述べることにします。

 堤先生は九州大学で木材理学の研究室で永年研究、指導をしておられました。若い頃ニュージーランド国立林業研究所に留学、ラジアータパインを主とした材質の研究をされました。そしてその材質の特徴について、正確な知識、情報を初めて我が国にもたらした方です。ラジアータパインの製材JASは他の樹種のそれに比べて妙に学理的ですが、先生の情報を元に作られたものです。 

 先生はニュージーランドが大好きで、毎年のように行っておられたと思います。九州大学退官後あるとき、今年もまた行ってくるとお聞きしました。先生の滞在中に私もお邪魔させて下さいとお願いして、約1週間の視察が実現したのでした。シーズンもたまたま今回のツアーとほぼ同じ時期です。 

 この絶好の機会に自分だけで行くのは勿体ないと思い、関心のありそうな方々に声を掛けてみました。急な日程の中、都合がついたのが、当時当社で技術指導をして戴いていた中村徳孫先生(当時宮崎大学名誉教授)、鹿児島県工業技術センター遠矢木材工業部長のお二人でした。ちなみに3人とも自費での参加です。

  

 あの時のニュージーランドはこんなにも過激に、と思うほどに急速な民営化のただ中にありました。国有林も民営化されましたし、二日間にわたって訪問した林業研究所も、民営化直後で雰囲気も如何にも慌ただしく、良くない影響が出なければ良いがと思ったような気がしたものです。

  先生の昔からの滞在先のお宅に私たち三人もホームステイさせて貰いました。気むずかし屋のご主人と、昔モデルだったというのが信じられない、おしゃべりで世話好きの奥さん。お茶はいかが?としょっちゅう言われるのに閉口しながらも、堤先生ご夫妻、親戚づきあいとも言うべき宿のご主人夫妻と、朝夕の楽しかった思いでがよみがえりました。

 当時ニュージーランドは物価が大変に安かったのです。消費税は当時からとても高く、20%近い税率だったと記憶します。ただ税込みで値段を聞くとそれでも安くて、満足しました。昔のレポートにその辺も記録しています。

  今回驚いたことの一つが、ニュージーランドの物価高でした。まさにニュージーランドはバブルの真っ最中、と言える状況です。  

 

 

レッドウッドフォレスト見学(2016年6月7日 出発2日目 現地1日目)

  当日午後の予定としてまず間欠泉の見学、その後レッドウッドフォレストの視察という見学コースがありました。

 私はより多くの時間をこのレッドウッドフォレストで過ごしたいと思い、間欠泉の見学はキャンセルしました。英語の堪能なM女史と、ホウ酸塩防腐処理事業をシステム化して全国展開しているA社長が賛同、3人でのツアーとなりました。

 

森の中での不思議な邂逅  

 この公園は元々国の林業研究所の施設で、重大な目的のために設置、目的を果たして公園となったものです。ニュージーランドの人工林草創に当たり、どのような樹種を選択するかまさに国家的取り組みをした、若い国故にこそ、どこの国もここまで徹底して取り組んだことのない、まさに林業研究の革命でした。世界中から有望そうな樹木、日本からもカラマツ、スギなども苗木を取り寄せて植林し、成長性や地域への適合性、材質など仔細に調べられたと聞いています。 

 

 私たちは2時間コースを選択、巨木の森を歩き始めました。暫く歩いている内に、この森の中で先に述べたまさに不思議としか言いようのない出会いがあったのです。地元の人と思われる高齢の紳士が、後ろから早足で歩いてくるので、ゆっくり散策している私たち3人は道を譲ろうと脇へよけました。すると追い越しざま、「日本の方ですか」と片言の日本語で語りかけてきました。いろいろ話す中で、Mさんが私たちは木材関係の視察団で、と達者な英語で紹介しました。 

 くだんの紳士も日本との関わりを話しました。自分も林業関係で、九州大学で昔林学を教えた、宮崎や秋田にも行った、筑波のクロダとは一緒に仕事をした等、どうもただならぬ成り行きになりそうです。

 そこで「堤教授を知っていますか」と聞いてみました。地元の日本びいきの老紳士と日本からの観光客とのたわいない立ち話が、ここでがらりと局面が変わりました。襟を正して深林での名刺交換の仕儀となりました。

 

 さて貰った名刺には、Dave Cown

 な、なんだって! カウン先生!

 

堤先生のお引き合わせか  

   一瞬総毛立つような気がしました。もうこれは堤先生のお引き合わせとしか思えません。九州大学に集中講義で招聘したのも堤先生なら、南九州の木材工業を案内して回ったのも堤先生(その際当社も訪問)。先述したラジアータパインの解説書「ニュージーランドパインユーザーガイド(堤、黒田監修)」の原著者の一人でもあります。

 改めて名刺をよくよく見ると、かつてのFRIの後継組織SCION、そこのSenior Scientistという肩書になっています。

 道々お話ししながら公園の中を歩きました。お近くにお住まいのようで、公園を出たところの駐車場に車が止めてありました。固い握手を交わし、「お元気で!」。 

 車で出発するCown氏を見送り、私たちは再び山へ。

どこかで道標を見失ったか、それとも正しいコースだったのか、約2時間の彷徨を経てやっと最初の公園入り口に帰り着きました。間欠泉→レッドウッドフォレストのメンバーと合流、皆さんのバスに乗せて貰って無事ホテルに帰還となりました。 

 

 もう一つ密やかな関心がありました。当時は電柱の半分以上が木製(集成材が主)、ガードレールの柱はすべて木柱、羽の部分は鉄と木と半々、街中の交通区分帯に使っているのも集成材の円柱などだったのです。それがどうなっているだろう。

  その結果ですが、ガードレールの柱は今でも多くが木製でしたが、当時半分はあった木製の羽は皆無、そしてずっと車窓から注意深く見ていましたが、あの独特の形状の集成材電柱は全くありませんでした。すべてコンクリート製に変わっていました。                   

 

次号予告

  さかのぼって出発時の成田での大騒動。珍道中の始まりです。

(佐々木 幸久)

2 コメント

銘建工業様 CLT新工場落成式

 去る4月9日、銘建工業様のCLT新工場落成式に参加してきました。聞きしに勝る規模であり、同社中島社長のこの事業に掛ける熱い思いが伝わってきます。

 

 CLTについては当社も小松幸平先生のご紹介によって、おかげさまで早い内にその存在を知ることが出来ました(2000年KLH社視察)。大型木造建築事業を始めてちょうど10年たった頃でした。魅力的な新材料・新構法として今後の事業展開に大いなる可能性を感じました。早速中古のプレスを手に入れて、試作や性能試験をしたりしましたが、規制の壁は厚く、私の器量ではこの魅力ある新素材を事業化することは出来ませんでした。規制でがんじがらめの我が国にあって、まさに中島浩一郎氏の突破力でこの新材料が陽の目を見ることになりました。

 

 当日落成式にゲストで来ておられた政治家の方が挨拶の中で、「2番では駄目なんです、1番でなければ駄目なんです」と銘建さんへのエールを送りました。この発言は出席者から大いに受けていましたが、これはもちろんかつて民主党政権時に何とか言う女性議員が、スーパーコンピューター開発について「なぜ2番目では駄目なのか」と批判、当時話題になった妄言へのひねりです。 

 

 中島氏はもちろんこの事業の成功を確信していると思いますが、同時に業界の推進者、牽引車としてこれだけ話題になり各界の期待を担った以上、質量ともにヨーロッパ並みの、国内ではダントツの規模の工場を作らざるを得なかったものと思いました。

 

 先ほどの議員さんの発言はご祝儀表現であって、スパコンのようなニーズや性能が割と明確な最先端技術とは違って、木材や建築のような裾野が広く、多種多様な用途や価値観がある産業では、もちろん二番手、三番手があり得ます。社会の隠れたニーズや価値観の中から、ニッチな用途を発掘して独自の事業コンセプトを練り上げる、まさに「人の行く、裏に道あり」。会場の多くの方々と言葉を交わしながら、そのようなことを考えていました。

 

 パーティーは工場の一画で行われましたが、豪華なお弁当のほかに、中島氏の幼なじみの料理人さんが焼くお肉とか、特産の海産物、おそばなどの屋台がたちました。また地元の清酒、ワインなど銘酒がこれでもかというほどに並びました。真庭市という豊かな地方都市らしい、中島氏のお人柄にふさわしい誠に温かい雰囲気に溢れた良い宴席でした。あとは新幹線に乗り込むのみ、心ならずもかなりの量のお酒を頂戴した次第です。

(佐々木幸久)

道路向かいに、一足先に稼働しているバイオマス発電所
道路向かいに、一足先に稼働しているバイオマス発電所
大判サイズのCLT試作品
大判サイズのCLT試作品
説明書
説明書
パーティー席
パーティー席
中島社長のご挨拶
中島社長のご挨拶
0 コメント

『鋼構造オフィスビル床のCLT化』研究成果報告会

3月3日(木)ひな祭り。

お雛様の微笑みを表したかのようなお天気に恵まれ、東京の新木場にある木材会館にて、約一年ぶりに『鋼構造オフィスビル床のCLT化』研究成果報告会を開催することができました。

 これまでメルマガでも度々ご紹介してきましたが、今年度は、平成25,26年度林野庁委託事業において実施された研究成果を踏まえ、開発を進める中で新たに浮上した問題点を中心に検討・分析を行ってきました。

約一年ぶりの木材会館
約一年ぶりの木材会館
第一回委員会の様子@虎ノ門
第一回委員会の様子@虎ノ門

 

 報告会には、ゼネコン、設計、研究者、メーカー等々、各方面から約150名もの皆様にご参加頂きました。

昨年度と同様、超高層ビルに木材を使用する研究会、全国木材組合連合会、日本CLT協会、日本木材加工技術協会、日本建築構造技術者協会にご後援いただくとともに、今回は新たに日本鋼構造協会にもご後援いただきました。

この場を借りて御礼申し上げます。

佐々木社長による主催者挨拶
佐々木社長による主催者挨拶
木材会館7階檜ホール
木材会館7階檜ホール

【プログラム】 ※敬称略

・主催者挨拶 佐々木幸久(山佐木材(株)代表取締役社長)

・林野庁挨拶 小島孝文(林野庁林政部木材産業課長)

・事業報告① 「CLT床の2時間耐火性能の取得に向けて」

         村田忠(山佐木材(株)取締役CLT部長)

・事業報告② 「成果報告の概要とポイント」

         稲田達夫(超高層ビルに木材を使用する研究会会長・福岡大学工学部教授)

・事業報告③ 「構造的課題と小型炉による検討」

         倉富洋(福岡大学工学部助教授)

・事業報告④ 「S造フレーム+CLT床 面内せん断性能」

         田中圭(大分大学工学部助教授)

・関連事業紹介① 「2時間耐火性能評価試験概要と結果 上面(床)加熱試験」

            佐川修((一財)建材試験センター中央試験所主幹)

・関連事業紹介② 「2時間耐火性能評価試験概要と結果 下面(床)加熱試験」

            矢垰和彦((一財)建材試験センター西日本試験所主幹)

・関連事業紹介③ 「CLT施工性確認試験及び歩行振動試験概要紹介」

            西胤謙吉(山佐木材(株)技術本部企画係長)

小島課長による林野庁挨拶
小島課長による林野庁挨拶
稲田先生による事業報告
稲田先生による事業報告

 

今回、稲田先生が総括でお話されていた大きく前に進んだ2点。

 1つは『CLTパネル工法を用いた建築物又は建築物の構造部分の構造方法に関する安全上必要な技術的基準に定める件等』のパブリックコメントが予定よりも早く出され、4月には施行予定であること。基準強度告示・設計法告示が揃い、一般的に設計ができるようになること。

 もう1つは、昨年度から進めていたスギCLT床の2時間耐火性能について、性能評価を得る段階に到達したこと。 

 これらにより、オフィスビル床のCLT化は実施工可能なレベルに近づいており、第一号となる実際の案件は目前と考えています。この活動がさらに実りあるものに繋がっていけるように頑張って参ります。

 

みなさんもCLTに関して気になることがあれば是非!山佐木材まで!

                                                       営業部 小城


▽こちらから配布資料をダウンロードいただけます

ダウンロード
「綱構造オフィスビル床のCLT化」研究成果報告会資料
成果報告書(最終原稿).pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 16.6 MB
1 コメント

鹿児島県森林・林業振興大会に参加しました

初めてブログ担当します。12月に入社しました営業の小城(こじょう)です。どうぞよろしくお願いします。

 

 2月3日(水)節分、社長と村田部長と西胤さんと私の4人で鹿児島市へ向かいました。

かごしま県民交流センター(県民ホール)で行われる『鹿児島県森林・林業振興大会』に参加するためです。この大会は森林の持つ多面的な機能を発揮させる役割を担っている林業、木材産業の振興と、県民参加の森林づくりを推進する大会です。

 会場に到着し、受付を済ますと、その近くで林産物の展示・販売・パネル展示などもありました。(社長はおいしそうなタケノコを購入されていました)

 

 はじめに、オープニングで賑やかなチンドン屋さんの演奏やパフォーマンスがあり、その後、大会会長である鹿児島県伊藤知事の挨拶や林野庁長官の祝辞等があり、式典が始まりました。

 この大会は2部構成になっており、第1部では林業・木材産業において多大な功績を収められた方々への褒賞式と大会のスローガン採択がある式典、第2部では、特別講演や活動事例発表式が行われました。

 

今回、第2部の活動事例発表において、山佐木材も取り組みを発表いたしました。

山佐木材を代表して村田CLT部長が発表
山佐木材を代表して村田CLT部長が発表

 

当社の題材は、今注目の『CLT建築の普及に向けた取り組み』です。

 これまでのCLTの実験やその結果や検証について。今後の山佐木材も含めた国内全体での取り組み方針、そしてCLTが持つ可能性をわかりやすく大きなプロジェクターを使って発表しました。(ちょっとプロジェクターの調子が悪く、村田部長も本調子ではなかったようですが…)

 

たくさんの大会参加者の方々から発表中に、

『東京オリンピックで使えるものじゃないのか?』

『次の木材の可能性はここにあるかもしれないな』 などのコソコソ話が聴こえてきました。

(私は写真係でいろいろな場所で撮影していたので。聴こえる度にニヤニヤしてしまいました)

 

その他にも講演や発表等があり、この大会に参加した人それぞれが、明日からの林業・木材産業に希望とその可能性を感じ、大会の趣旨である県民参加の森林づくりの推進に希望を持つことができたと思います。

 

私も県民の一人として帰りの車中で桜島に映える夕焼けを見ながら改めて感じました。

大会関係者のみなさま、そして、村田部長おつかれさまでした!

(小城)

0 コメント

(株)さつまファインウッド様  出荷式に参加して

 平成27年11月20日金曜日  午前10時30分より、「株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS製品流通加工センター」様の出荷式が行われ、弊社から社長と私が参加致しました。

 参加者は、国・県・市の行政関係者、工場建設に携わった企業、原料を納材している木材関係者、そして今回よりツーバイフォー材を購入してくださる企業関係の皆様等々多くの人が出荷式に出席していました。

(さつまファインウッド様の工場については、メルマガ5月号にて紹介していますのでご参照ください)

さつまファインウッド林雅文社長
さつまファインウッド林雅文社長
ダウンロード
2015年11月20日林社長のご挨拶
さつまファインウッド出荷式林社長ご挨拶.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 101.5 KB

 本年4月はじめ、竣工式がおこなわれ、JAS取得作業、受入された原板の天乾作業等々の業務がスタ-トした後、8月には九州北部の会社へのツーバイフォー材トライアル納材開始とともに各社に国産材によるツーバイフォー材の性能・材質の評価をして頂き、かなりの好評価を頂いたとお聞きしておりました。

 10月末現在では、鹿児島県内の原板納材業者(製材所)を中心に近隣に位置する熊本・宮崎数社を含め、10社の製材工場から原板が納材されています。広大な天乾場には2万数千m3の板が高く積み上げられて、人工乾燥を待っている様です。工場関係者からは年度内にはなんとか20社ほどの業者に納材してもらう体制を構築したいとお話を伺いました。

 国産材によるツーバイフォー材加工工場として国内初の本格的工場稼働となる今回の出荷式は、国産材製材工場の業界からみると、既存の国産材需要先と異なる全く新たな市場が開けたことを意味し、その数量もなんとも膨大な可能性を秘めたものであることから暗い木材需要の見通しも一変するかもしれません。聞くところ、ツーバイフォー住宅メーカー1社で年間数十万m3の外材を輸入し使用していると言います。  もちろん、夢ばかりあるわけではありません。輸入材と競争して勝てる製品、品質と価格を実現しなければならないというかなり険しい高いハードルを越える必要があります。しかしながら、新たな木材需要量が全くのゼロよりは、ハードルが高くても需要がある道にチャレンジするチャンスをいただいたことの意味は凄いことだと思います。本当に凄いです。

 そして、さつまファインウッド林社長様の描く林業・木材産業の姿にはロマンがあり、その情熱には敬服するばかりです。これから国産材のツーバイフォー材生産が軌道に乗ることを祈念するともとに、弊社もこの原板を納材する1社として頑張って生産していく所存であります。

(有馬)

0 コメント

日本木工機械展(ウッドエコテック2015) 

ポ-トメッセなごやで開催された日本木工機械展に参加させて頂きました。

日本木工機械工業様の主催で11月11日~14日の4日間の日程、会場には100社を超える企業の皆様のブ-スが所狭しと並んでいました。

私は初めての参加でしたので規模の大きさに驚き、わくわくしながら見学を始めました。

 

まずはCLTを利用して展示棟を建てられた(株)太平製作所様のブ-スを見学。

床面積28.3m2高さ2.75mの展示棟は注目でした。CLTを勾配屋根に使われていたのが、新鮮でボリュ-ム感ありありで、機械加工の進歩がこれからのCLT事業にかかせないものだと痛感させられる建物でした。

CLT対応のフィンガ-ジョイント機械のデモも見学でき、スピ-ドの早さに圧倒されました、買えるものならすぐにでも・・・。

 

次にプレカット機械でお世話になっている沖機械(株)様のブ-ス見学、プロジェクタ-で最新のK2i・PBA 他CLT対応機械の映像が流されており、建設部の私としては早期に最新のK2iを購入できることを願うばかりでした。

他のブ-スもめったに見ることのできない機械や刃物などの数々で、日本の物づくりに対する技術力は想像を超えるものがあります、大変目の肥やしになりました。

 

お昼に食べたみそカツ丼も大変美味しゅうございました。  

(建設部 片村)

0 コメント

ハウステンボス「変なホテル」第2期棟CLT構造見学会

10月30日(金)、鹿島建設様と住友林業様の主催で、CLT工法による宿泊施設ハウステンボス「変なホテル」第2期棟の構造見学会が開催されるとういことで、工務チームからK村次長とN島君と私が参加してきました。 

ハウステンボスと言えば、何といってもこの時期は「光の王国」。イルミネーションが見られるのではと、ほんの少しだけ期待していたのですが、なんと…翌日から。しっかり気持ちを切り替えました。(見学会はお昼からでしたので、あったとしても見られなかったのですが。。)


異国感の漂うハウステンボス…を通り過ぎ、少し高台に目的地「変なホテル」がありました。

(鉄骨造の第1期棟は先に完成しており宿泊可能、今回は建設中の第2期棟の現場が公開されたもの)

予想以上に早くついてしまった私たちがウロウロしていると…目の前に大きなロボットが!

 

この「変なホテル」は、荷物預かり、受付、部屋の照明や朝のアラーム等、全てロボットが対応してくれます!そして!お部屋の鍵がいらない?そう…最新の顔認証でお部屋が開くそうです。なんとハイテクノロジー!

前を通過したハウステンボス
前を通過したハウステンボス
変なホテルはロボットがお出迎え
変なホテルはロボットがお出迎え

 

前置きが少し長くなりましたが、見学会が始まり、あれ?見慣れた顔が…。

S﨑常務、村T部長、N胤係長が日本CLT協会のスタッフとして見学会の案内役をされていました。ご苦労様です!

 

見学会の説明をしていきたいのですが、書きたい事がありすぎて長くなりそうなので、私の独断と直感で感じたものをピックアップしていきたいと思います。

 

まず、ドーンと目の前に2階建てのCLTの建物が!(ロボットを見つけた時点で見えてましたが、見えないふりを…)

山佐木材もCLTを製造していますが、建てられたCLTは初見でしたので、「おーっ!CLTが建ってる!」(そりゃ建つだろ。)こんな感じでした(笑)

CLTの建物が向かい合わせに建っており、延べ床面積は約2000m2、全部で72室。今年の8月に着工し、建方がほぼ終わった状態を見ることが出来ました。


このホテルは3つの「S」がテーマとなっているそうです。

  • SMART (顧客ニーズに応えるスマートなサービス)
  • SAVINGENERGY (世界展開可能な快適な省エネルギーユニット)
  • SUSTAINABLE (木材利用による環境共生ホテル)

適切な部屋面積、無駄のない家具と、お客様のニーズに応えるスマートなサービス。が1つのテーマ!

そしてCLTといえば高断熱!それに+断熱材+遮熱塗装鋼板があり、省エネに!

これが2つ目のテーマ!でもCLTの難点、防音は?されてました!2階床は180のCLTに40のモルタルを打設し、置床、吊天井、壁パネルの間には、ブチルゴムを張り遮音性能を確保していました。

そして、木材利用による環境共生ホテルと言うことで、熊本産材6割、長崎産材4割と地域産材を利用されてました。これが3つ目!

来年3月オープン予定だそうです。3つの「S」がどれもあてはまる素敵なホテルになりそうでした。


見学会では、銘建工業様よりCLTの製造について、鹿島建設様と住友林業様より設計施工について詳しい説明がありました。

この見学会で私が一番驚いたのが、アンカーボルト!

なんと6400mm/32本!平均200mmのピッチでアンカーボルトが入っていて、監督さんが苦労したとおっしゃっていて、驚愕し又、関心を覚えたお話でした。


2時間程の見学会でしたが、設計、施工等の様々な角度からのお話を聞かせていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。長々と書いてしまいましたが、ご清覧ありがとうございました。

(工務 前原)

2 コメント

おおすみ木材まつりに参加しました

10月25日(日)、良いお天気の中、鹿屋の県民健康プラザ広場にて「おおすみ木材まつり」が開催され、山佐木材も出店しました。

はじまるやいなや、多くの方が興味をもってくださったのが杉の集成材で作った木のブロック

K2オペレーターのK君が作ってくれました。コンクリートブロックのような見た目と手に取ったときのギャップ、「何かに使えそう」という自由さが大人のDIYゴコロをくすぐったようで、用意した数あっという間に売れてしまい、もう無いのか・・と残念がられてしまいました。(すみません、次回はもっと用意します)


その他にも、CLTで作ったテーブルや、インテリア脚立鳥の巣箱鍋敷きコースターヒノキのチップなどの商品を販売いたしました。やっぱり木の香りは落ち着くね!と言っていただいたり、小さな子供が木のテーブルを触って気持ちよさそうにしていたりと、木に携わる我々にとって嬉しいことが多かったです。

木でできたものって触りたくなりますよね
木でできたものって触りたくなりますよね

 

さて、今回はひとつの試みがありました。

それを実現するために、会場に運び込まれたCLTのパネル4枚。

人手が足りず、森林組合の方にも助けてもらいながら・・・

結構重い!
結構重い!
一体何ができる?
一体何ができる?
どこかで見たことある部品が取り付けられていきます。
どこかで見たことある部品が取り付けられていきます。

登るぞ~
登るぞ~

 

これ、見たことありますよね。ボルダリングです。

10日前の木材まつり作戦会議の際、確かに「ボルダリングやろうかな」とつぶやいていたK松さん、密かに設計を進め、部品を購入していました。

 

設置に手間取り、完成したのは祭りが始まってから1時間以上経ったころ。

待ち構えていた子供たちが一斉に登りはじめます。子供は壁があれば登りたいんですね、、、登る登る、幅広い年齢層の子供が延べ50人以上は登ったでしょうか。

 

最初は登りきった子供たちにお菓子をあげていましたが、お菓子が尽きて我々の体力も尽きたため一旦中止。それでも「お菓子はいらないので登らせてください!」と真顔で訴えられてまた再開、という人気ぶりでした。

CLTでボルダリング、なかなか良い使い道なのではないでしょうか。(子供受けは実証済み)


ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。

(M理)

0 コメント

にしつぐ日記・第3回九州材フェア

 10月21日に大分県木材協同組合連合会主催で同小倉市場にて「第3回九州材フェア」が行われ、CLT部のM田部長と参加してきました。この九州材フェアは平成25年10月に第1回目を開催し、今年で第3回目となるイベントです。

主催している大分県木材協同組合連合会は、大分市内の他にも中津市と福岡県の小倉にも製品市場を有しており、大分県産の製品はもとより、九州各県の製品を九州や中国、関西、関東に販売しています。

 私が知っている限りではどの県の県木連よりも生産性があり、活発だと感じ、私のひそかな大分県の自慢でもあります。(他がそうでないと言ってるわけではないです!鹿児島県の県木連さんも様々な展示会等に参加されたり、研修会を行ったりと非常に活動的です!)


当日は九州各県の製材所から約4,000(m3)の製品が集荷され、セリ等で各地に販売されていました。

 一般流通材は1年のうちに1,2回毎年のように、住宅の着工数と丸太の搬出具合によって相場が乱高下してしまいます。このようなことを防ぐためにも、市場という所は大量の集荷(ストック機能)と人が集まることでの情報交換により、安定した相場を作る役目を担ってるのだと改めて感じました。


また、「九州材フェア式典」の中で宮崎県の井上林産さんと山佐木材の2社に情報提供の場をいただきました。

 ウィング車の荷台の舞台から山佐木材のCLTへの取組について、早口にのせて随所に「えーっと」と「まぁ」を散りばめながら説明させていただきました。(どんなに気を付けてもなかなかこの癖は治らない…)

 国の後押しや報道の力もあってCLTに対する認知度や関心が高まっているのを感じますが、それに比例して実際の物件数が伸びているのかというとそうでもないように感じます。法整備のスケジュール等もありますが、今後はいかにすればCLTを使うことができ、どのようなメリットを発揮するのかを発信していく必要があると感じます。

                    (西胤)


1 コメント

菱刈小学校 新校舎上棟式・現場見学会

10月2日(金)、三井住商建材(株)様の主催で、菱刈小学校新校舎の上棟式と現場見学会が行われ、当社からは建設部の片村次長と津曲さんが参加しました。

上棟式には菱刈小学校の生徒さんや先生方が全員参加し、木についてのお話を聞いたり、餅まきでお餅やお菓子を拾ったりして、大変盛り上がりました。

姶良・伊佐地域振興局 農林水産部の方より 木についてのお話
姶良・伊佐地域振興局 農林水産部の方より 木についてのお話
校長先生へ積み木を贈呈
校長先生へ積み木を贈呈


5~6年生は、現在建設中の現場見学会にも参加しました。

これまで見たことの無い大きな木造躯体に、子供たちは興味津々です。

実は新校舎の梁に「将来の夢」を書き込んでもらっていました。

自分たちが書いた夢を見つけて歓声があがります。


「大工になりたい」と書いているものもあります。見えなくなってしまう部分ですが、微笑ましいですね。

新校舎は伊佐市産の杉を使用し、当社で集成材の製造・加工を行い、現在森山さんが建て方中です。

来年の4月からは完成した新校舎で学校生活をおくることになります。私たちも楽しみです。

0 コメント

にしつぐ日記・住まいの耐震博覧会2015

 平成27年9月26、27日にマリンメッセ福岡で開催された「住まいの耐震博覧会」に出展、CLTを展示してきました。

 

住まいの耐震博覧会は、「木造住宅の耐震化」を推進するための提案と情報発信を行う国内最大級のイベントであり、地震国日本の住まいの安全を出来得る限り高めること、そしてその安全性を維持することをメインテーマに行われています。

 

昨年より、日本CLT協会の展示ブースを任されており、今回はCLT部の村田部長、西牧リーダー、私の3名でCLTパネルによる展示ブース設営にチャレンジしました。ユニック車のクレーンで吊りながらの設営でしたが、大きなトラブルも無く、無事に設営・撤収できました。

 

CLTを見たことがない方々にも、実物のCLTで空間を作り見ていただくことでイメージが掴みやすかったと思います。


CLT部の西牧リーダーが設計した展示ブース
CLT部の西牧リーダーが設計した展示ブース

 2日間で来場者数約1万人、今注目のCLTということもあり、設計会社や工務店さん、様々な方々とCLTに関してお話する機会がありました。

 その中で、「住宅をCLTで建設するとコストが上がるのでは?」という質問がとても多かったです。確かに住宅をCLTで建設すると材料費(おそらく建設費も)は上がります。

 木造住宅の建設費は在来工法が最も安いと思います。その理由として、一般流通材の使用比率が高いことや歴史が長く関連業者が多いため、プレカットや施工は合理化が図られ、コストは最小限に抑えられているからです。

 一方、CLTの場合はまず在来工法の2倍以上の木材を使用することになります。その為、必然的に材料費は上がります。その為、CLTを住宅に使用するならばCLT工法としてではなく、床や耐力壁として使用することでCLTのメリットが出てくるのだと思います。

 

 日本では、住宅を建設する際は材料費を非常に気にする風潮があります。確かに安いということは魅力的です。しかし、安い高いにはそれなりの理由があると思います。CLTを住宅の2階床に使用し、遮音・歩行振動に関して高水準の住宅を建てられたり、CLTを耐力壁に使用することで、大きな開口部を設けることができ、より魅力的な住宅になります。

 大抵の人にとって人生で最も大きな買い物である住宅をコストやデザイン性だけで考えるのではなく、もっと施主に多くの選択肢を与えて、性能面で優れた住宅を建設することで、日本の住宅産業が少しづつ良い方向に変わっていくきっかけになるのではないかと感じました。

今、注目の的のCLTだけあって、展示ブースは終始賑わっていました
今、注目の的のCLTだけあって、展示ブースは終始賑わっていました

興味を持って立ち寄っていただいた方々、主催されたナイス(株)のスタッフの皆様、各ブースで展示紹介されたメーカー様やご担当の方々、本当にありがとうございました。

(西胤)

0 コメント

県央木材協同組合様  新工場落成式

平成27年7月24日、長崎県諫早市の県央木材協同組合様新工場落成式ならびに展示即売会が行われ、榎原専務と私が参加いたしました。

 

新工場の落成式は、午前10時より、関係各位多数ご列席のもと盛大に執り行われました。

野副代表理事の式辞の後、諫早市長様を初め3名の来賓の方々が祝辞を述べられました。新工場ではテープカットが行われ、導入された新型機械が運転を開始して本格的に稼働しました。


午前11時からは落成記念行事として、木材展示即売会が26日迄の日程で始まりました。

3日間毎日5組に長崎県産ひのき柱80本が当たる抽選や餅まき大会もあり、多くの方が来場されており、毎日盛況でした。

 弊社もCLTSAMURAI集成材等の新技術への取り組みなどを展示させていただきました。特にCLTについては、興味や関心が高く、多くの方々に説明を求められました。

長崎県の主な木材である桧の活用が今後の課題との意見等もありました。


最後に、県央木材協同組合様とは良きパートナーとして、今後更なる事業展開、研究開発等でお付き合い頂きますようお願い申し上げる次第です。

県央木材協同組合様の益々のご発展を祈念しております。

(熊本営業所・吉松)

0 コメント

にしつぐ日記・高知県、愛媛県出張

平成27年7月1日から7月4日にかけて、佐々木社長に同行して高知県と愛媛県に行って参りました。

 高知県では平成27年4月に開校した「高知県立林業学校」の短期課程の講師として、佐々木社長が「儲かる林業経営への道」と題して講演されました。


この「高知県立林業学校」は林業、木材産業等への就業者を確保し、及び育成し、並びに森林及び林業に関する知識及び技術を習得する優れた人材を育成することを目的に開校したそうで、林業の業界にとってとても素晴らしい取組だと感じました。

参加者は約70名。30分間の質疑応答の時間も足りないほどでした。
参加者は約70名。30分間の質疑応答の時間も足りないほどでした。
海外の事例も随所に紹介。とても勉強になりました。
海外の事例も随所に紹介。とても勉強になりました。


また、高知県は平成11年から4年間に渡り、毎年1名ずつの職員を山佐木材に研修生として派遣してきた実績があります。現在大分県から派遣研修中の自分から見れば先輩に当たるわけで、今回その方々にお会いすることができ、とても刺激になりました。

平成11年~14年の高知県からの研修生4名と佐々木社長と私。懇親会後に高知市内にて。
平成11年~14年の高知県からの研修生4名と佐々木社長と私。懇親会後に高知市内にて。

 

愛媛県では、「愛媛県CLT普及協議会第1回役員会」に参加致しました。ここでは、「CLT等を用いた木材用途開発」と題して、佐々木社長が講演されました。

 

高知県・愛媛県ともに木材の需要開拓には注力しており、近年特にCLTに関しては、県をあげて推進している県だと思います。この2県と様々な情報交換し、訪問できたことはとても有意義でした。

 ご対応いただいた皆様、本当にありがとうございました。

(西胤)

0 コメント

にしつぐ日記・公共建築物等木材利用促進(意匠設計)研修

平成27年6月23日から26日にかけて、森林技術総合研修所にて行われた「公共建築物等木材利用促進(意匠設計)研修」に参加しました。

 この研修は林野庁主催で、公共建築物等の木材利用促進を図るため、中大規模木造建築物の設計に当たっての制度、木材や木質建材の特性等についての知識及び技術を習得し、意匠設計に活かしていくことを目的に行われています。


私の場合は意匠設計をすることはないのですが、木造に関わる建築基準法の概要や木造建築の防耐火設計、施工等について学び、今後のCLTや公共建築物の木造化に向けた取り組みに活かしていくことを目的に参加いたしました。

 研修の内容は細かい意匠の話題になると理解できない所もありましたが、大半を占める木造建築に関する内容はある程度理解でき、とても勉強になりました。日ごろ、山佐木材にて、設計の方々との打ち合わせに参加させていただく中で出てくる内容を改めて学び、整理する良い機会でした。


上の写真は現地見学で見学させていただいた「明治大学 黒川農場」です。

 構造はRC造と木造で、湾曲集成材やスギLVLが使用されていました。木造だけではないため、すっきりとした印象を受けました。

 

ちなみに、この研修の参加者は全国から25名いましたが、そのほとんどが建築・設計の方々で、林業系は私だけでした。通常の業務では、知り合うことがない方々と一緒に研修ができたことは非常に有意義でした。

 また、講義の1コマで「木造建築物の施工」と題して日本CLT協会技術部長として塩崎常務からの講義もありました。日ごろの山佐木材での業務に加え、ここでもご指導いただき大変勉強になりました。

(西胤)

0 コメント

にしつぐ日記・大分県CLT等利用促進協議会総会

平成27年6月9日に大分県CLT等利用促進協議会の総会に出席しました。

この協議会は、平成27年3月にCLTの製造・利用及び原材料供給体制などの研究、また設計・建設業者を中心に、実際にCLT等の建築物を施工できる人材育成等を目的に設立されました。

 

設立当初は建築・建設、林業・木材関連団体及び研究機関、行政など、会員数は45団体だったのが、現在は74団体まで増えているようです。

ちなみにこの協議会と山佐木材の関係ですが、協議会副会長に日本CLT協会理事として佐々木社長、幹事に村田部長になっていただいています。

(今回は二人とも都合が合わず、私が代理として急遽出席することになりました)


今回の総会では、平成27年度事業計画等(4回程度の研修会やCLT製造工場の視察)の説明があり、無事に承認されていました。


総会の中で「山佐木材の取り組み状況について」という題目で、約20分ほど時間をいただきましたので、私から国内におけるCLTの現状や山佐木材のCLT製造に関して説明いたしました。


説明後に特に質問や意見が出なかったため、協議会会員の方々が求められていることをお話できたか、少し不安はありますが、今後もこのような機会をいただければ、しっかり話ができるように日々、精進していこうと改めて感じました。

(西胤)


0 コメント

平成27年度(一社)日本CLT協会定時社員総会が開催されました

平成27年6月8日、都道府県会館で一般社団法人日本CLT協会の「平成27年度 定時社員総会」が開催され出席いたしました。

報告事項の他、平成27年度事業計画及び収支予算について説明がなされ、決議事項は原案通り承認されました。

総会では、林野庁・今井敏 長官、国土交通省・海堀安喜 大臣官房審議官

懇親会では、和泉洋人 内閣総理大臣補佐官、小泉進次郎内閣府大臣政務官、

岡山県真庭市太田昇 市長のご挨拶がありました。

 

詳しい内容は(一社)日本CLT協会ホームページをご覧ください。

(塩﨑)



懇親会の閉会にあたり、佐々木社長が協会を代表して挨拶されました。

その内容は次の通りです。


CLTはヨーロッパでスタートし、約20年遅れで我が国でもスタートすることになりました。

当CLT協会には会員数223名、林業、木材、建築に関するあらゆる分野からご参集戴いております。昨年度は総会で報告があったように、国から9件の補助、委託事業、協会独自で12のWGにおいて、各課題について精力的に検討が進められました。今年度もそれはさらに強力に進められていくと思います。

埋めがたい20年の遅れをひょっとすると相当に縮める事が出来るかもしれないと期待されます。


一方でヨーロッパと比べて我が国に一つの懸念がございます。それは運送事情です。橋梁の専門家に聞いたことですが、世界の先進国中、橋の設計で戦車が通る設計をしないのは唯一日本だけだと言うのです。国防については語る資格がありませんが、他の国では主要道を普通に走行出来る、総重量60トンの重量トレーラーが、我が国では一般的には走行出来ません。これは陸上輸送費のコスト高を招き、そしてCLT最大のメリットであり、ヨーロッパでは当たり前の大型判(例3.5m×18m)を運べない、作れないという現実です。

新幹線で狭軌から広軌に転換、鉄道が蘇ったように、道路でもそのような転換が起こることを願うものですが、現状は異なります。

欧米とは異なる日本型のCLT生産、活用方法を工夫し、我が国のCLT関連産業が大きく進展することを願うものです。


お客様に「CLTのメリットは何か」と聞かれることが良くあります。私どもメーカーがそれらの疑問にすべて応えられれば、CLTの利益は私どもメーカーが独占することになります。私どもは単なるメーカーであり、ご注文に応じて生産するのみです。ここにご参集の様々な業態の会員の皆様方が、それぞれに自社の「儲かり戦略」を構築して戴き、是非ともこの新しい材料を利用して、自らの事業として儲かって戴きますよう心から願うものでございます。

(佐々木 幸久)


1 コメント

株式会社さつまファインウッド竣工式

平成27424()10時から、「株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS製品流通加工センター」の竣工式が行われ、山佐木材からは佐々木社長、榎原専務、小森リーダー、山田さんと私が参加しました。


さつまファインウッドと山佐木材の関係は原板供給、事務所や加工棟等の建屋の建設、また株主でもあるなど、非常に深いものがあります。


工場の印象としては、綺麗で広く動きやすいです!

完成したばかりなので、綺麗なのは当然なのですが、44,338㎡の広々とした敷地があり、大量の原板の天然乾燥も十分に行え、製品の安定供給は問題なく行うことができると感じました。また、工場内の動線は分かりやすくシンプルで無駄がなく、いかにして生産コストを抑えて品質の良い製品を生産するかが考えられていました。


現在、国内で建設されるツーバイフォー住宅に使用される部材のほとんどは、海外からの輸入材をしているのが現状です。さつまファインウッドには、新たな分野での国産材の利用拡大に大いに期待できると感じました。

株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS化流通加工センター新築工事 竣工式
株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS化流通加工センター新築工事 竣工式
山佐木材作成の看板 かっこいいです!
山佐木材作成の看板 かっこいいです!

ラミナの在庫 年間製品生産量7~8万m3の見込み
ラミナの在庫 年間製品生産量7~8万m3の見込み
2×4加工棟 迫力のあるスギ集成材が目を引きます
2×4加工棟 迫力のあるスギ集成材が目を引きます

                                                                                                                                                       (派遣研修中 西胤)

1 コメント

福岡大学建築展2015

4月19日(日)、アクロス福岡にて福岡大学建築展2015シンポジウム「夢の理由~大規模木造の時代~」が行われました。

コーディネーターは福岡大学工学部教授の稲田先生、基調講演はアルセッド建築研究所代表の三井所先生と鹿児島大学教授の塩屋先生。稲田先生からも是非と言われておりましたので、楽しみに参加させていただきました。

 

三井所先生は、伝統構法の価値や、地元の材料・地元の技術を使う大事さ、金物が見えない構法が与える安心感について触れ、我が国は素足文化であり、そこから金物や石への違和感。純木造に親和感が生まれると講演されました。


塩屋先生は、自身の開発されたSAMURAI構法について講演され、ドイツでも同時期に同じ研究がスタートしているが、実際に建物として実現しているのは世界で初めてであることを紹介されました。

稲田先生は「わずか6年でここまでの完成度の高いシステムに持ってこられたことに驚嘆する。塩屋先生は、実に緻密でエネルギッシュ」と評しておられました。


シンポジウムでは、建築の六次産業化の提言(福大宮崎助教)のうち、「一次のみが不振」に対し、私から一次産業活性化=儲かる林業の指針について提言いたしました。

(代表取締役 佐々木 幸久)

0 コメント

CLT住宅構造見学会@岡山県真庭市

去る12月22日(月)、岡山県真庭市において開催された「CLT住宅構造見学会」に参加してきました。私は大学生時代にも高知おおとよ製材株式会社様の社員寮の見学会に参加しましたので、今回で2回目のCLT住宅の見学です。 

22日の早朝、榎原専務と一緒に会社を出発し、鹿児島中央駅より新幹線に乗って約3時間で岡山駅に到着。そこからはレンタカーで移動しました。街の中心で運転を任されたので、田舎育ちの私の手は緊張で大量の汗をかいておりました・・・。


14時前には集合場所である勝山文化センターに無事到着し、まず設計者・施工者からの説明を受けました。その際、建方報告をされていたのが、銘建工業株式会社の車田様でした。車田様は、私の出身大学の研究室の大先輩です。大先輩のご活躍を、社会人としての立場で拝見することができ、非常に感動致しました。私もより一層努力し、このような舞台で活躍できるような人間になりたいと改めて思いました。 

説明の中で特に印象に残っているのは、建方のスピードが非常に速くなったという点でした。CLTパネル約110m3を使用した建物が、丸1日で建方完了したとのこと。これはCLTを用いた建物の大きな魅力の1つであると思います。ただ、建方前に行う地組みに時間がかかるということで、まだまだ課題はたくさん残っているようです。


説明が終わり、準備して頂いたバスに乗ってCLT勝山共同住宅の現場へと向かいました。バスから降り、ヘルメットと安全帯、軍手を装着し、建物を見上げると・・・1年振りの衝撃でした。一言で表すと、どーーーん!!!です。

やはり迫力がすごいです、CLT。

RC造並みの圧力を感じました。(私の勝手な感覚です)


建物内部の見学もさせて頂きました。

大きな金物と、引きボルトが目に付きます。


建方報告で紹介されておりました、建方速度の上昇につながったという、まぐさ受け材。


今回の見学会では、やはりCLTの優れた施工性を再確認することができました。

現在は、法20条第一号(時刻歴応答解析ルート)の設計ルートにより建てられていますが、今後、CLTの設計法が確立されれば、もっと色々な接合方法や金物の使用方法も見えてくるかと思います。

また、真庭市は木材の町であることを前面に押し出し、こうした事業支援を積極的に行われている印象を受けました。こういった体制は非常に重要であると感じました。


多くの課題はありますが、魅力の詰まった、将来性溢れるCLTの普及に、これからも目が離せません。

今回の見学会でお世話になりました、関係者の皆様には、厚く御礼申し上げます。

(建設部 中島)


0 コメント

加子母(かしも)を訪ねて(5)中島工務店グループとその総帥中島紀于氏のこと

尊敬する中島社長とは昔初めて会って以来、思えば永いお付き合いになりました。中島さんは眼光炯々体躯も大きく、胆力に富み豪放果断、天衣無縫で時に乱暴とも思える痛快な語り口の快男児ですが、一方において実に繊細で愛情深く、まじめで配慮に富んでいます。

そもそもは岐阜県立工業高校土木科を卒業、家業の建設業を引き継ぎました。高度成長期であったことと氏の優れた経営手腕が相まって、一時期土木だけで施工高が百億円を超えたことがあるとのことで、あの僻陬の地に本社をおきながらと驚きを覚えます。

「高樽の滝」 厳しい冬が訪れるまでの短くて美しい紅葉
「高樽の滝」 厳しい冬が訪れるまでの短くて美しい紅葉

土木事業に付随して必要な関連事業へも熱心に取り組みました。生コン、間知ブロックの生産、重機の整備工場、鉄骨工場など早い時期から整備し、それぞれが副業の域を脱し、地域業界でもトップレベルの水準にあります。

本拠地が交通不便で遠くから調達していたのでは間に合わないこと、事業の季節性、繁閑時期を調整するため、そして更に地域雇用の場を創造するなどの事情からと思います。同じような地域事情にある当社でも、彼ほどの徹底性は欠きますが、志向してきたところです。

鉄骨工場
鉄骨工場
東濃ひのき柱
東濃ひのき柱

 

中島工務店で住宅事業を手がけたのは自ら進んでのことではなく、何代か前の加子母の村長さんからの強い要請によるものでした。村で生産される「木曽五木」(※注)の銘木は今は木材としてそのままで売れているが、いずれ時代の変化でそれには限界が来る、都会で村の銘木を多用する家を建てて、末永く村の産業を振興するようにと諭されたそうです。

※注 木曽五木 ヒノキ、アスナロ、サワラ、コウヤマキ、ネズコ

加子母森林組合原木市場
加子母森林組合原木市場


村長さんの情理を尽くしたお話に、中島さん生来の義侠心、郷土愛が目覚めて一肌脱ぐ決意をしたのでしょう。今では更に寺社仏閣事業まで広がり、何と現時点で40件の現場が動いているとのこと、住宅事業と併せて同社の重要な事業の柱になっています。

時代の趨勢を見通し、新しい産業モデルをもって中島さんに村の発展を託した村長さんの慧眼と人物に感慨を覚えます。


「雇用の場を維持する」という中島さんの意志は徹底していて、永らくの建設不況から事業不振もしくは後継者難などから、維持が困難になった会社をいくつも引き受け、鉄骨工場、砕石工場、川砂採取船、建設会社などが新しく傘下に加わっていました。スーパーマーケットさえ、閉鎖になっては村の人々が困るし、雇用の場を守るということから引き受けています。

中島さんが引き受けたスーパー
中島さんが引き受けたスーパー

いずれの職場でも、従業員の方々は中島さんの意気に感じて、まさに自分のこととして頑張っているように見受けました。

中島工務店と加子母の末永い発展を心から祈念するものです。

(「加子母をたずねて」完)

代表取締役 佐々木幸久

0 コメント

加子母(かしも)をたずねて(4)ランプの宿

今回の視察で、中島社長が宿泊先に選んでくれたのは、加子母・付知峡の「渡合温泉」、別名「ランプの宿」です。

事前に送って下さった宿案内には『電気も無く、携帯も通じず、連絡手段は衛星電話、カーナビ設定しても辿り着きません』と書いてありました・・

 

途中から林道に入った私達のマイクロバスは、地元の人でなければ行けないような細くて暗くて曲がりくねった道を進みます。道には何箇所も「落石注意」の看板があり、実際2箇所ほど通行止めになっていて、一同「落石か?」と思ったものの声には出せず、「迂回路」の案内に従って進みました。

 

あたりは真っ暗、途中で携帯電話も圏外になり、さらに不安になった頃、肝付町のTさんが車に酔ったと言い始め、「それならここで車を降りて歩いて行ってはどうか」「いや、もう大丈夫です!(←嘘)」などと言いながら、無事に宿に到着しました。運転してくださった武田さん、どうもありがとうございました。

出迎えてくれたたくさんのランプ 
出迎えてくれたたくさんのランプ 

今夜はこちらの宿で夕食会です。以前鹿児島に視察に来て下さった協同組合東濃ひのきの家、マルワイ製材の方々ともここで再会できました。

中島社長が「帝国ホテルよりも美味しい」と絶賛していたこちらのお料理。びっくりするほど品数が多く、どれも本当に美味しかったです。ここでこれだけの料理を作るのに、どれだけの手間がかかるのか、、

山の幸、川の幸、想像を超える御馳走です!
山の幸、川の幸、想像を超える御馳走です!
岩魚の骨酒、山菜の天ぷら
岩魚の骨酒、山菜の天ぷら
特大の五平餅 この辺で胃袋の限界・・
特大の五平餅 この辺で胃袋の限界・・

宿の電気は自家発電のみでした。その電気も夜10時には消灯ということで、そのあとはランプのみになります。

ランプを使ったことの無い人のために、火の着け方教室も。

ランプの火がバットマンの形になるように・・と教えられる
ランプの火がバットマンの形になるように・・と教えられる
宿のご主人が用意してくれたゲームに、なぜかとっても真剣になる人たち
宿のご主人が用意してくれたゲームに、なぜかとっても真剣になる人たち


翌朝、今度は射的大会が始まっておりました。

思わぬ才能を見せる枕崎のMさん。

一回も外しませんでした
一回も外しませんでした
朝ごはんも美味しかったです!
朝ごはんも美味しかったです!

到着するまでは、どうなることかとハラハラしましたが、いざ宿に入ってみると、ご夫婦の心をつくしたおもてなしに、本当に頭が下がりました。各部屋のコタツに豆炭を入れ、温泉は冷泉から薪で沸かし、私達を退屈させないようにゲームを準備し、ランプを手入れしたりしつつ、これだけの料理を準備するとは、、

色々と不便なところもあるでしょうが、ぜひ続けていただきたいと思います。

(2015年も)つづく

0 コメント

加子母(かしも)を訪ねて(3)虎渓山永保寺

中島工務店様には社寺建築部門があります。

今回見学させていただいたのは、岐阜県多治見市の「虎渓山永保寺」という臨済宗のお寺。数年前に火災で焼失してしまった本堂と庫裡を再建されたそうです。

本堂
本堂
庫裡
庫裡

堂々たる建物です!すごい!

 

この日は「大接心」ということで、昼夜を問わず座禅修行中とのこと。

残念ながら建物の中には入れませんでした。

 

永保寺は、京都の西芳寺(苔寺)や天龍寺の設計で有名な夢窓疎石の作庭だそうです。計算された美しい作りです。


永保寺には国宝が2つ。「開山堂」と「観音堂」です。

国宝 開山堂
国宝 開山堂

ずっと案内してくださった土屋さん。

某有名大学の建築学科出身とのこと。建物に造詣が深く、お話も面白いです。

国宝・開山堂は建築的にも素晴らしいとおっしゃっていました。

国宝 観音堂
国宝 観音堂

 

実は、この視察中、ずっと天気が悪かったのですが、この日の昼間だけはとても良い天気で、暑いくらいでした。

写真は、永保寺門前の茶店でかき氷を手にニコニコの中島社長(甘いもの禁止中)

甘いもの禁止してるから「みぞれ」で我慢!
甘いもの禁止してるから「みぞれ」で我慢!

さて、この日は、電気は通っていない、携帯は圏外、冬は道路が通行止めになるので営業できない、という「渡合温泉旅館」に宿泊です。

「本当に泊まれるかドキドキする宿」として全国ネットのテレビで紹介されたほど。

一行の運命やいかに!?続きは次回お届けします。(引っ張ってすみません・・)

3 コメント

加子母(かしも)を訪ねて(2)村の木を使って都会に家を建てよう

前回ブログでも少し触れましたが、中島工務店様は加子母で生産される質の良い桧を「東濃ひのき」として県内外へ出張して建築するという産直住宅で有名です。

30年ほど前、加子母村の当時の村長さんが「村の木を使って都会に家を建てよう」と言ったことから始まったそうです。


愛知県長久手市に建設中の住宅を見せていただきました。

紅白の布に包まれた立派な桧の大黒柱
紅白の布に包まれた立派な桧の大黒柱
桧、杉が多用されています
桧、杉が多用されています


完成したお宅も見せていただきました。

岐阜県可児市のS様邸。素敵な外観です。車もかわいい。

家の中もひとつひとつに若いご夫婦のこだわりが感じられました。

もうすぐ赤ちゃんが生まれるそうです。中島社長もおじいちゃんの顔
もうすぐ赤ちゃんが生まれるそうです。中島社長もおじいちゃんの顔
ご主人の好きなものしか置いてないハンモックスペース
ご主人の好きなものしか置いてないハンモックスペース

現在も「加子母の木をふんだんに使って優れた家をつくる」という理念は守られながら、このような若いご夫婦がファンになるようなデザイン性も兼ね備えた家づくりが続けられています。

中島工務店の曽我さんが、自分の家のように「この家いいでしょ!!」という感じで案内してくださったのがとても印象的でした。


3年前に建てられたという可児市のモデルハウス「Little Kashimo」へ。

こちらは中島工務店の滝花さんが案内してくださいました。

ニコニコの0社長
ニコニコの0社長
お風呂は「高野槇」 いい香りがします
お風呂は「高野槇」 いい香りがします


昼食は、中島社長いわく「日本で2番目に美味しいうどん」という多治見市の「す奈は」さんに連れて行っていただきました。

名物「天ころ」。「ころ」って何だ??
名物「天ころ」。「ころ」って何だ??

こちらが「天ころ」

冷たくない(温かくもない)ぶっかけうどんみたいな。

麺がモチモチで、甘めのタレに卵黄と大量のワサビ、かなり美味しかったです。思い出しただけでまた食べたい・・

なぜ日本で2番目かというと「1番目はこれから見つけるから」だそうです。

天ころ
天ころ

腹ごしらえのあと、中島工務店様の社寺建築部門の仕事を見学に「虎渓山永保寺」へ行きました。続きはまた次回ご紹介します。

0 コメント

加子母(かしも)を訪ねて(1)再会の約束

加子母(かしも)は、岐阜県の東、長野県との県境にある地域で、2005年に中津川市に編入されるまでは加子母村でした。

この加子母という場所に今回の視察先である株式会社中島工務店様があります。

中島工務店様は加子母で生産される質の良い桧を「東濃ひのき」として県内外へ出張して建築するという産直住宅で有名な会社です。


岐阜県と鹿児島県は、江戸時代の薩摩義士平田靱負らによる木曽川の治水という縁で姉妹県として交流があります。昔鹿児島県庁が岐阜県木材業界のお歴々をお呼びして、鹿児島県木材業界に引き合わせたことがあり、このとき社長は中島紀于(なかしまのりお)社長と知り合ったそうです。全く性格の異なる両者ですが、不思議と馬が合い、お互いを視察するなど永くお付き合いが続いています。

 

今年の2月、肝属木材事業協同組合主催で講演会を実施しました。そのとき講師をお願いしたのが中島社長です。

このときに交わされた「今度は加子母で会いましょう!」という約束が、今回果たされることになったのでした。

 

組合で参加を募ったところ、協同組合きもつき木材高次加工センター、鹿児島県木材協同組合連合会からも参加いただき、合計13名の視察団になりました。

鹿児島空港から中部国際空港までジェットスターが就航しており便利です。初日は名古屋駅前に宿泊し、2日目の朝、中島社長と合流しました。

あいかわらず元気な中島社長 バスの中ではずっと立って説明してくださいました
あいかわらず元気な中島社長 バスの中ではずっと立って説明してくださいました

 

最初に訪れたのは、今年完成したばかりの「長久手スタジオ」

中島工務店様の住宅展示場 兼 名古屋支店 兼 クラフトショップです。

愛知県長久手市は、戦国時代に「小牧・長久手の戦い」のあった場所です。近年は名古屋市のベッドタウンとして発展を見せているそうです。

ここから案内をして下さった中島工務店の曽我さん。

社長にじっと見られて緊張気味です。

クラフトショップ「木まま工房」にて。

ここには地元の作家さんたちの作品が並びます。

木まま工房には長野県の信州カラマツが使われているそうです。

次にお隣のモデルハウスへ。

モデルハウス入ってすぐにあるセミナースペース。

縁側に続く明るい空間です。

天井には厚さ30mmの杉板を使用しているとのこと。

野地板をそのまま天井板として現しに使用しています。

2階にはリビングルーム、キッチン、寝室、打合せスペースなどがあります。

岐阜県の木曽ひのき、長良すぎがふんだんに使われています。

木製のサッシ
木製のサッシ

ここに泊まりたいね。と皆が言っていた寝室。

ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼット
メイク&読書スペース
メイク&読書スペース

思わず座ってみたくなる縁側
思わず座ってみたくなる縁側

このあと中島工務店様が手掛けられた個人住宅、お寺、公共施設などの建物や、関連の工場など数多く見学させていただきました。

またこの日の宿は「渡合(どあい)温泉」という、なかなか面白い宿泊先でした。

それらはまた次回ご紹介したいと思います。

肝属木材事業協同組合 事務局

山佐木材(株) 佐々木(真)

0 コメント

住まいの耐震博覧会2014

9月27日(土)、28日(日)の2日間に渡り、福岡マリンメッセで開催されたナイス(株)様主催の『住まいの耐震博覧会2014』に出展して参りました。


来場者数は毎年1万人を超える大規模な展示会で、最新の住宅機器関連商品が展示され終始活気に満ち溢れたイベントでした。

妖怪ウォッチ「ジバニャン」のショーも
妖怪ウォッチ「ジバニャン」のショーも
国産材を使った家づくりを提案する「木材ゾーン」も賑わいました
国産材を使った家づくりを提案する「木材ゾーン」も賑わいました

今年は、前年同様 鹿児島県木材協同組合連合会主導の下、(株)南薩木材加工センター様・ドリーミー大和(株)様・(株)さつまファインウッド様との合同で鹿児島ブースにサムライ集成材と大型木造建築物のパネル展示を行った他、日本CLT協会の展示ブースもいただき、CLTのモニュメントとパネルを展示し、大勢の方々と名刺交換させていただきました。

地元の木材で家を建てよう!鹿児島県のブースは「よかど!かごしま材」が合言葉
地元の木材で家を建てよう!鹿児島県のブースは「よかど!かごしま材」が合言葉
日本CLT協会のブース
日本CLT協会のブース
当社で製造したCLTのモニュメント
当社で製造したCLTのモニュメント

CLTにおいては終始途切れることなくお客様がお見えになり、去年にも増して皆様の関心の高さを肌で感じることができました。

SAMURAI集成材は先日の九州ネットのテレビ放送で取り上げられたこともあり、『この間テレビで見たよ』という声や『これが噂のさむらい集成材か』とお声かけしてくださる方もいらっしゃいました。

 

ご来場して下さいました皆様、主催されたナイス(株)のスタッフの皆様、各メーカーや地域のブースの担当の皆様、本当にありがとうございました。

(集成材部 西牧)

0 コメント

高山高校体育祭・職域対抗リレーに出場しました

9月7日(日)晴れ。

第64回高山高校体育祭の職域対抗リレーに山佐木材チームが出場しました。

チームは4名編成。高山高校OBの3名(吉永、柳井谷、中﨑(清))に里香ちゃんも加わってくれました。

選手3名と応援団長T口田さん。もう一人の選手・吉永くんは同窓会チームとして別のリレーに出場中
選手3名と応援団長T口田さん。もう一人の選手・吉永くんは同窓会チームとして別のリレーに出場中
南州農場チームの選手・黒豚ちゃんと。吉永くんもリレーを終えて合流
南州農場チームの選手・黒豚ちゃんと。吉永くんもリレーを終えて合流
おそろいのTシャツは大船渡応援Tシャツ!
おそろいのTシャツは大船渡応援Tシャツ!


職域対抗リレーは体育祭午前の部のハイライト!

肝付町の企業、団体、学校などたくさんのチームが出場していました

南州農場の黒豚ちゃん大活躍でした!
南州農場の黒豚ちゃん大活躍でした!


山佐木材チームの一番走者はわれらが里香ちゃん(一番右)。好スタート!


二番走者の吉永くんから柳井谷さんへ!


柳井谷さんからアンカーの清二さんへ!


清二さんゴール!!結局みんな速かったです。怪我も無くてよかった!


お疲れ様でした!!

0 コメント

第32回ジャパン建材フェア

8月22日(金)・23日(土)の2日間に渡り、東京ビッグサイトで行われた「第32回ジャパン建材フェア」に参加し、当社で製造しているCLTについて紹介してきました。以下にご報告します。


国内最大級の建材展示会

200社を超えるメーカーが出展し、総来場者数約3万人という大規模な展示会が、東京有明にある東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)東展示棟1・2・3ホールで開催されました。開催期間中は全国各地よりツアーバスが乗り入れ、終始活気に満ちたイベントでした。

昨今の環境問題やエコ意識、政府による木材促進などによる木材への注目からか、今回出展するにあたり用意された木構造グループのブースは会場中央部に用意され、木造建築物への期待の大きさが伝わってきました。

木構造ブース準備の様子
木構造ブース準備の様子


ブース内には大断面構造用集成材(提供:秋田グルーラム)やLVL(提供:KEY-TEC)を使用した構造体にCLT(提供:銘建工業・レングス)や杉BP材(提供:工芸社ハヤタ)、羽目板(提供:物林)などによる壁材が組み込まれた構造物が設置され、その前に当社のCLTモニュメントが設置されました。

木構造グループのブース
木構造グループのブース
当社で製造したCLT。実際に触ってその厚みや重量感が伝わるように工夫しました
当社で製造したCLT。実際に触ってその厚みや重量感が伝わるように工夫しました


来場者と反響

来場者はおよそ3万人で、その大多数は建築業界関係者でしたが、建築業界も幅広く、大型木造建築にあまり触れる機会のない方も多く来場しており、木構造ブースにかなり興味を示し関心を寄せ質問などをしてくる人も見られました。



中でも工務店や設計事務所の方からCLTについての質問が多かったです。

どのような使われ方をするのか?使用実例はあるのか?などの質問から、強度の問題や、火や断熱・音の問題、今後の展開やいつごろから本格的に使用可能か?といった質問まで多数いただき、改めてCLTへの関心の高さと期待を感じました。


今後への取り組み

今回の展示会は関東地区メインということもあり、来場者の中で「山佐木材」を知っているという人は少なく、鹿児島からの出展に驚かれる人もいらっしゃいました。今後、木造建築物が注目され見直されていく中で、大断面集成材やCLTを武器に当社の知名度を向上させ、木造建築の飛躍につなげたいと思います。


9月27日(土)・28日(日)には、マリンメッセ福岡で開催されるナイス(株)の「住まいの耐震博覧会」に出展の予定です。ご興味のある方、会場でお待ちしております!

(集成材部 西牧)

1 コメント

(株)さつまファインウッドの地鎮祭

平成26年8月12日(火)10時から、「株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS製品流通加工センター」新築工事の地鎮祭が行われました。

 

台風一過、暑いながらもさわやかな夏日のもと、霧島市上野原大地の実に風光明媚で神話の時代からの霧島の台地に、鍬入れが行われました。

当社からは、私と榎原専務が出席しました。山佐木材は原板供給者であり、また工場建設用資材の提供者でもありますが、この会社の株主でもあります。

そのようなことで神事に際して、私も安全無事な工場の完成を祈りつつ玉串を神前に捧げる機会を戴きました。

来賓として霧島市前田終止市長殿、鹿児島県商工労働水産部田中和彦部長殿、県木連、県森連、(株)伊万里木材など業界団体からご参加でした。


神事の後、林雅文同社社長殿から氏の使命感に基づく明晰な企業理念の表明がありました。また前田市長殿も霧島市への立地への感謝と、今後の支援について力強く表明されました。


設計事務所 (株)石橋建築事務所様

施工業者 ヤマグチ(株)様

(代表取締役 佐々木 幸久)

0 コメント

K松さんの台湾レポート(4)

これまでの台湾レポートで建物の写真を何枚か掲載しましたが、木造の建物がほどんど無かったことにお気づきでしょうか。

地震や台風が多く、特に人口が集中している台北では、鉄筋コンクリート造のマンションやビルが主であり、木造建築は日本統治時代の旧跡、寺院など古い建物以外にはほとんど見ることはありません。

しかし近年、自然公園などの整備が進み、そこに新しく木造建築が取り入れられ始めています。

今どきの木造(集成材)建築の図書館。台北市立図書館北投分館
今どきの木造(集成材)建築の図書館。台北市立図書館北投分館

最終日の夜に「夜市」を見に行きました。

台湾の人々にとって夜市(ナイトマーケット)はとても重要な文化のようで、外国人にこれを案内せずに帰すわけにはいかないという気持ちを感じます。


夜市は台湾の各地の主要都市に存在するようです。

 

露店が並んでいて妙に活気があります。

売られている物は食品だけではありません。

翡翠や、色々な石のアクセサリーとか
翡翠や、色々な石のアクセサリーとか
エナガエビ釣りとか
エナガエビ釣りとか

鮮魚なんかも売っています。

台湾にもイサキがいるようです。

右にはバイ貝のような貝も見えます。


イチゴ飴。 センス良いし美味しい。 食感が秀逸。
イチゴ飴。 センス良いし美味しい。 食感が秀逸。
タクシードライバーが殴り合うところに遭遇。緊張感が走るがママチャリのおばさんによって止められる。
タクシードライバーが殴り合うところに遭遇。緊張感が走るがママチャリのおばさんによって止められる。

夜市は深夜二時まで開かれているそうです。

 

最後に台湾(今回行ったのは台北だけ)の印象ですが、とても居心地の良いところだと感じました。人々の多くは驚くほど親切でした。

そこまでしてくれちゃうの?と思うことが何度かありました。


ちなみに今回お世話になった台湾の方々は皆、台南在住だそうで「台南はもっと良いよ!」と言っていました。

(建設部 小松)

0 コメント

K松さんの台湾レポート(3)

仕事以外のことをずっとレポートしていたら、一部で台湾に遊びに行ったんじゃないか疑惑が出ているようですが、そんなことはありませんので!(キッパリ)

さて、台湾での仕事が無事終了し、どこか行ってみようということで、近場の港町である「基隆市(キールン)」を見に行こうと電車に乗りました。

 

車窓からのごちゃごちゃとした風景が魅力的に映りましたが、写真だと微妙でしょうか。都市部は日本とそんなに変わらない印象でしたが・・・


 

基隆市に到着。

雰囲気が台北と違います。結構大きな町です。

よく分かりませんがここも有名な観光地のようです。

基隆市の駅前
基隆市の駅前

HOLLYWOODっぽい看板
HOLLYWOODっぽい看板
カラフルな寺院を撮ろうとしたらタイミングが遅くてバスが被ってしまった
カラフルな寺院を撮ろうとしたらタイミングが遅くてバスが被ってしまった

 

もっとこう人々の雰囲気などが分かる写真が取れれば良いのですが、なかなか人にカメラを向ける度胸がありません・・

スクーター用のワイパー付き風防。 ちょっとかっこいい。
スクーター用のワイパー付き風防。 ちょっとかっこいい。

壁から突き出た縦長の看板群、と歩道を覆うコリドー
壁から突き出た縦長の看板群、と歩道を覆うコリドー
日本では見かけない配色
日本では見かけない配色

 

ところどころレンガが露出している建物を見掛けました。

鉄骨などは入っているのでしょうか。中までレンガなのでしょうか。


台湾最終日は夜市に行きました。

そのあたりは次回書きたいと思います。

(もう一回続きます)

0 コメント

K松さんの台湾レポート(2)

台湾に2週間近く出張していたK松さん。

前回のレポートは台湾からメールで送ってもらいましたが、仕事の方も上手くいって、無事帰国しました。

今回はその続きです。


ホテルの朝食で良く見るこの「肉松」(肉鬆)というデンブのような食べ物は、豚肉なのにケーキの中に入っていたりするので、なかなか受け入れ難かったのですが、お粥に色々な薬味と一緒にのせて食べると美味しかったです。

朝食は充実
朝食は充実
窓が出っ張って軍艦みたいなマンションを良く見る
窓が出っ張って軍艦みたいなマンションを良く見る

Y字路
Y字路

台湾で外食を探すと、酒類を置いていない店が多いことに気がつきます。

日本人なら「取りあえずビール!」と言いたい人が多いと思いますが、店に入るまで大概分かりません。

ただしほとんどの店が持ち込みはOKのようです。(ちゃんと確認したわけではありません)

 

なので、酒を飲みたい面々は、パブっぽい店を探して入ります。台北は都会なので、なかなか洒落たものが出てくる店も多いようです。

 

ビールを選ぶように言われますが、何がどれだかよく分かりません。こういう店には外国人客が多く集まっていました。



(あと1~2回続くかも?)

1 コメント

淡路夢舞台建築技術研修会

2月15~16日、安藤忠雄建築研究所様主催の研修会「第13回 淡路夢舞台建築技術研修会」に参加させていただきました。

淡路夢舞台は兵庫県淡路市にある複合文化リゾ-ト施設ですが、2000年に開催された国際園芸・造園博「ジャパンフロ-ラ2000」の会場として建築されました。

隣接する国営明石海峡公園、兵庫県立淡路島公園、あわじ交流の翼港などと共に淡路島国際公園都市を構成しています。

当日は建設業界から約300名ほどが参加されていました、今年で第13回目とのことですが、元々は当施設の建築に携われた方々の同窓会から始まったそうです。

今回の研修のテ-マは「日本の建設業界の現状を知り、未来を考える」。

研修会のプログラムは、施設の見学ツア-、プレセミナ-1・2、レクチャ-1・2・3、翌日は本福寺ツア-・ア-ト山ツア-ともりだくさんでした。 

見学ツア-では、施設内の国際会議場、ホテル内のチャペル、野外劇場、植物園、百段苑など個性的な建物で大変魅力的でありました。

プレセミナ-では職人さんの育成として、建設業界が現在直面してる問題点、これからやるべき事、国や地方自治体への提案など、講師の発言にとても共感致しました。

レクチャ-3で安藤忠雄先生の講話があり今回の都知事選、小泉元首相との秘話から始まり、当施設は当初ゴルフリゾ-ト開発の計画になっていたところを森をイメ-ジした現施設に変更したことなど・・ユ-モアを交えた講話で楽しい時間を過ごさせて頂きました。

講師の方々の様々なレクチャ-に、まさにこれからの建設業界の未来を考える場になったのではないかと思います。

(建設部 片村)

1 コメント

K松さんの台湾レポート

現在、台湾での実験に参加している工務チームのK松さんより、メールで現地の様子が届きました。

ホテルの窓からの風景です。こちらに来てから毎日弱めの雨です。

研究所とホテルを行き来する以外、食事を除けばどこも見に行けておりません。(日曜も作業でしたので。) 

台湾101。高さ508mだそうです。
台湾101。高さ508mだそうです。
ホテルの前の通り。
ホテルの前の通り。

こちらの街の造りで特徴的なところは建物が歩道にオーバーハングしているコリドーという形態の建築様式だと思います。雨が多いからでしょうか。

構造的にはどちらかといえば不利のようですが、見た感じの雰囲気は良いです。

ゴミ収集か何かの三輪バイク
ゴミ収集か何かの三輪バイク


平日の昼食は研究所の近くの台湾大学の学食を利用しています。豚の角煮は日本のものとさほど変わらず美味しいです。もっと食事全般が肉だらけで脂っこいイメージでしたが、ここはそうでもないです。

夕食のレストランを探しているところです。

台湾は店がけっこう早く閉まります。作業が夜8時過ぎまでかかるのでなかなか入れる店がありません。 

ミャンマー料理の店に入りました。

魚がどう見てもバラマンディなので調べると生息しているし養殖もされているようです。中国語で金目鱸(ジンムールー)と言うそうです。

(バラマンディはオーストラリア辺りの釣りで人気のスズキやアカメのような魚) 

この店は当たりでした。パクチーはカメムシのようなにおいと言う意見もありますが、けっこう癖になります。スパイシーではあっても辛過ぎはしない、という感じです。

食事は酸っぱいかスパイシーなものを選ぶのと失敗が少ないような気がします。


台湾はバイクが多いと言われますが、台北は交通規制が厳しいらしく、思っていたほどではありません。台南はもっと凄いらしいです。

(続くかも?)

1 コメント

京都大学でCLT接合実験を行いました

11月5日~11月15日にかけて、京都大学(京都府宇治市)にて「全ネジスクリューを用いたCLT壁-CLT床間接合耐力の評価」というテーマで試験を行いました。

建物をほぼスギCLT(直交集成板:Cross Laminated Timber)だけを使って建てる場合を想定し、金物類が少なく施工の複雑さがなく、なおかつ部材の加工も簡単なCLT壁-CLT床間の接合法である「全ネジスクリューの斜めクロス打ち」を採用し、その耐力試験をしました。

図1 全ネジスクリュー斜め打ち イメージ
図1 全ネジスクリュー斜め打ち イメージ

試験方法は、せん断試験、引き抜き試験、耐力壁試験の3通りで、各試験の中でスクリューの間隔、角度などを変えて、条件の違いによる耐力への影響を比較しました。

写真1 全ネジ斜め打ち状況
写真1 全ネジ斜め打ち状況
写真2 約150㎏のCLTを吊り上げる
写真2 約150㎏のCLTを吊り上げる

写真3 せん断試験
写真3 せん断試験
写真4 引き抜き試験
写真4 引き抜き試験

せん断試験、引き抜き試験ともにスクリューの打ち込み角度の影響が大きく現れました。打ち込み間隔の影響はほとんど見られませんでした。

ほとんどの破壊は壁側のネジの引き抜けによるものでした。

スクリュー1本当たりの耐力は、せん断でも引き抜きでも、10kN(約1トン)前後という結果でした。

写真5 せん断試験 破壊後
写真5 せん断試験 破壊後
写真6 引き抜き試験 破壊後
写真6 引き抜き試験 破壊後

気付いた事としては、破壊後、床から壁が剥がれて隙間ができても全ネジスクリューがなかなか抜けきらないという点が特徴的でした。

実際床と壁が離れても、ある程度せん断性能は保たれており、全ネジスクリューによる接合部は壊れにくく、安心感が大きいということが言えると思います。

写真7 耐力壁試験 破壊後
写真7 耐力壁試験 破壊後
写真8 耐力壁試験 金物が床にめりこむ
写真8 耐力壁試験 金物が床にめりこむ

試験体の数が多いことや、なかなか試験自体が思っていた通りに進行しないといった苦労はありましたが、面白い実験になりました。

 

約2週間の滞在でしたが、京都らしいところは何も見ることなく帰りました。

(王将で餃子を食べました)

 

皆様、ご協力ありがとうございました。

(建設部 小松)

4 コメント

CLT建物見学会に参加しました

季報「ウッディストのたより」2014年新年号紙面に掲載した内容です。

写真と最後の一言を追加し、ブログとして再掲載いたします。

11 月30 日、銘建工業(株)様と高知おおとよ製材(株)様によるCLT 建物の構造見学会(高知県長岡郡大豊町)に参加しました。

高知おおとよ製材(株)様の社員寮となる三階建ての共同住宅(部屋数5 戸)は、CLT(高知県産スギ製)の壁、床、屋根で構成されており、独立した柱や梁はありません。

国内で初めてCLTを構造躯体として使用した建物ということで、当日は全国から約300人もの見学者が訪れており、注目度の高さを実感しました。

CLT は国内では基準強度が定められていないため、時刻歴応答解析という構造計算を行い、国土交通大臣の個別認定を取得して確認申請に出すという方法がとられています。

接合には引きボルト接合という方式が用いられています。建て方工程については、CLT の細かいピースを地組みして幅の広い壁状態にしたものをクレーンで吊り、ボルト孔に落とし込むという方法で組み立てられています。

引きボルトの間の金物はせん断受け用
引きボルトの間の金物はせん断受け用
重厚な床と引きボルトの大きな座金が印象的
重厚な床と引きボルトの大きな座金が印象的

通常の木造軸組工法が約一週間かかるところを地組みしてから二日間で建て方が終了しています。将来的にCLT がより大きな壁、床単位で作られることになれば、さらに工期が短縮されるものと思われます。

建物内部の迫力
建物内部の迫力
このままでもクールな雰囲気ですが外装は塗り仕上げになるそうです
このままでもクールな雰囲気ですが外装は塗り仕上げになるそうです
裏側(出入り口側)から側から見る
裏側(出入り口側)から側から見る

この日のうちに鹿児島に戻らなければならず見学会を終えると急いで空港(関空)に引き返しました。うどんを食べる時間はありませんでしたが、途中目に入った紅葉が割ときれいなのが印象に残りました。

(建設部 小松)

0 コメント

演歌になった木橋 ~金峰2000年橋~

橋の名が演歌になったのは、東京の「アメリカ橋」、長崎の「思案橋」など、よく耳にしますが、当社で施工した平成の名木橋「金峰2000年橋」(鹿児島県南さつま市金峰町)も演歌になり、2011年にリリースされました。

「二千年橋、夢あかり」

作詞・作曲・編曲 ムラカミ芳樹  歌 木佐貫泰子

一、まつり囃子の笛の音が あの丘超えて流れます

  たそがれ染まる風の町 黄金の波が揺れてます

  ああ、ふるさとに 灯がともる

  二千年橋竹灯篭よ 君に届けよ 夢あかり

二、省略

三、省略

(CDについては090-7451-5879木佐貫さんまでお問い合わせください)

音楽祭で披露された「二千年橋、夢あかり」。歌うのは木佐貫泰子さん
音楽祭で披露された「二千年橋、夢あかり」。歌うのは木佐貫泰子さん

その「金峰2000年橋竹とうろう&音楽祭」が、11月2日~3日に開催されました。

今年は第6回で、当初は2000個の竹灯ろうで始まりましたが、今年は南さつま市内の幼稚園・保育園・小学校の子供たちもペットボトルを利用して灯ろう作りに参加し、その総数は5000個になりました。

橋の上に竹灯ろうが並べられました
橋の上に竹灯ろうが並べられました
子供たちが作ったペットボトル灯ろう
子供たちが作ったペットボトル灯ろう

今年のテーマは歌詞にもある『夢』で、2日にはスタッフの皆さんが雨の中、懸命にロウソクを点け、夢灯ろうを浮かび上がらせました。

あいにくの雨でしたが、きれいに灯りました
あいにくの雨でしたが、きれいに灯りました

金峰2000年橋は「ふるさと林道金峰山線」の起点にあり、上路式アーチ橋42mでは日本一の木橋です。

木橋を渡ると道路をまたぐように大鳥居が霊山金峰山の入り口にそびえています。この大鳥居も当社の集成材を利用した木製のもので、集成材を利用した鳥居ということでは日本で初めてなのではないかと思います。


完成当時の写真は社内報「やまさ」2000年7月号の表紙になりました。奥の大鳥居は集成材による木製
完成当時の写真は社内報「やまさ」2000年7月号の表紙になりました。奥の大鳥居は集成材による木製

南さつま市のサンドクラフトは今でこそ全国的に有名になりましたが、地域おこしとして始まった金峰2000年橋竹灯ろうも、ますます盛況になり持続していくことを祈念します。

木橋があったから竹灯ろうも光り輝き夢あかりになりますように。

(専務取締役 神田 稔)

1 コメント

木材まつりに参加しました

10月26日(土)と27日(日)、「かごしま木材まつり」(鹿児島市県民交流センター)と「おおすみ木材まつり」(鹿屋市県民健康プラザ)が開催され、当社も両方に参加いたしました。(おおすみ木材まつりは27日のみ)

夏を思わせる晴天の中、当社コーナーも、暑さに負けないくらい活気溢れる大勢のお客様で賑わい、無事終えることが出来ました。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!

県民交流センター前広場。雲ひとつない好天に恵まれました
県民交流センター前広場。雲ひとつない好天に恵まれました

◆かごしま木材まつりに参加して

天候にも恵まれ、多くの来場者の方々に県内の一企業として木材利用のかたちをわずかながらPR出来ました。(製材部 延時)

かごしま木材まつりの山佐木材ブース
かごしま木材まつりの山佐木材ブース
ぐりぶーもいたよ!
ぐりぶーもいたよ!

◆おおすみ木材まつりに参加して

CLT展示品や、木材サンプル品の無料配布、即売品など多くのお客様にお喜びいただけました。

皆様方ご来場いただきますと、まず一様に、実際に手に取ったり撫でてみたりする様子がとても印象的で、やはり木材の持つ「ぬくもり」は、肌で確かめるものなのだなぁ。と実感した次第でした。(文化委員長 戸口田)

おおすみ木材まつりの山佐木材ブース。子供たちに大人気のコーナーになりました
おおすみ木材まつりの山佐木材ブース。子供たちに大人気のコーナーになりました
何やら作戦会議中
何やら作戦会議中
木のテーブルはいいね!
木のテーブルはいいね!

★色々な商品をご用意しました!

 クリックすると大きな画像でご覧いただけます

0 コメント

CLTフォーラム2013

10月24日(木)、「CLTフォーラム2013」にスタッフとして参加しました。

◆日時:10月24日(木)13時~17時10分(その後懇親会19時30分まで)

◆会場:東京大学農学部 弥生講堂一条ホール

◆主催:日本CLT協会

◆後援:公益社団法人日本木材加工技術協会、木質構造研究会

(平成25年度 林野庁地域材供給倍増事業のうち木材産業等関連支援事業)

当日、東京は台風27、28号の営業で雨模様でしたが、銀杏の大木に囲まれた弥生講堂は、落ち着いた表情を見せていました。

この建物は構造体のカラマツ集成材をはじめ、内装、テーブルや腰掛にいたるまで、様々な木質材料が使用されています。

300人対応のホールですが、参加申し込みは約250人ということで、プレス席、スタッフ席を合わせると、ほぼ満席でした。

会場となった東京大学の弥生講堂
会場となった東京大学の弥生講堂

第1部は、オーストリアのグラーツ工科大学ゲルハルト・シックホッファー教授を講師にお迎えし、『CLT ヨーロッパにおける経験』と題してご講演をいただきました。

ご自身が関わってこられたCLTの発想から開発の概要。木質材料としての強度の優位性、CLTを利用した建築物の設計に関する留意点など多岐にわたりました。

(講演の詳細資料はCLT協会ホームページからダウンロードできます)

グラーツ工科大学ゲルハルト・シックホッファー教授
グラーツ工科大学ゲルハルト・シックホッファー教授

第2部は、パネルディスカッション。東京大学の有馬孝禮名誉教授をコーディネーターに、5人のパネリスト(※)により『日本型CLTの将来』というテーマで、それぞれの立場から、貴重な興味深い意見をお聞きすることが出来ました。また聴講者の方からの質疑も多く出され、CLTに対する関心の高さがうかがえました。

(※法政大学網野教授、ベターリビングつくば岡部総括試験研究役、工学院大学河合教授、日本CLT協会中島会長、ゲルハルト・シックホッファー教授)

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

その後、同会場エントランスホールに場所を移して、懇親会が開催されました。講師、パネリストの先生方、聴講の方々あわせて60名を超え、とても賑やかなパーティーとなりました。

(総務経理部 前田和浩)

懇親会の様子
懇親会の様子
0 コメント

岐阜で木造3階建て校舎の火災実験

10月20日(日)、岐阜県下呂市御厩野の民有地で、第3回目となる木造3階建て校舎実大の火災実験が行われました。

地元・中島工務店様のはからいで、実験に参加する事ができ、とても貴重な経験になりました。

当日は、朝5時に集合し、実験現場に5時30分頃には到着。辺りはまだ薄暗く、雨も降り、霧も出ておりました。関係者の方が早朝から悪天候の中で作業に追われる姿は、これから始まる実験の物々しさを思わせました。

天候は良くなる気配はありませんでしたが、実験は行われるとのことで、私達も作業の説明を聞き、配置につきました。関係者の方の数も多く、また実験の設備も大がかりで、初めて見る光景に、国の法律を変える実験のすごさを改めて感じました。

午前8時に1階部分に点火しましたが火勢が足らず、20分後に再点火となりました。

48分後にフラッシュオーバー、63分後に2階に延焼、67分後には3階に延焼し、火の勢いを体感しました。

実験開始から2時間35分後の10時35分に実験終了、一斉に放水による消火作業が始まりました。なかなか消えない火に火事の怖さも再認識させられました。

防火壁に囲われた箇所には延焼も無く、延焼の時間等、実験としては期待した成果が得られたとのことです。

国産木材の利用促進のために規制の緩和、建築基準法の改正を願うこととします。

関係者の皆様、大変ご苦労様でございました。

(建設部 片村)

0 コメント

超高層ビルに木材を使用する研究会

10月11日(金)、福岡大学(福岡市城南区七隈)にて「超高層ビルに木材を使用する研究会」の設立総会ならびに記念講演会が開催されました。

この研究会は、名前の通り、オフィス等の非住宅、中・大規模(特に超高層)建物に、できるだけ多くの木材を使用しようとするものです。

当社は、法人会員かつ事務局として、社長以下7名が参加しました。

当日配布された資料
当日配布された資料

13時30分からの設立総会には、全国から多くの会員の方々が集まりました。

会員は九州の方が多いですが、富山、東京、千葉、岐阜、静岡、大阪、兵庫、山口、高知からも来ていただき、事務局としても、直接ご挨拶できて大変嬉しかったです。

初代会長には、設立発起人代表の稲田達夫氏(福岡大学工学部教授)が選任され、その他理事、役員、会則、事業内容、予算等が承認され、研究会としての形が整いました。

詳しくは研究会のホームページをご参照ください。

会長の稲田達夫氏
会長の稲田達夫氏
50名を超える方に御出席いただきました
50名を超える方に御出席いただきました

14時からの記念講演会では、稲田達夫氏、塩屋晋一氏(鹿児島大学大学院理工学研究科教授)、田村和夫氏(千葉工業大学工学部教授)3名の先生による基調講演が行われたあと、大分大学工学部教授の井上正文氏と当社の村田製造部長が加わって、5名によるパネルディスカッションが行われました。

稲田氏からは、超高層オフィスの床を木質化することができれば、国産木材の需要拡大ならびにCO2排出削減、長周期地振動対策に有効であること等が説明されました。

稲田先生の基調講演より
稲田先生の基調講演より
終了後には懇親会も行われました。福岡大学文系センター棟スカイラウンジにて
終了後には懇親会も行われました。福岡大学文系センター棟スカイラウンジにて

「異なる専門分野を持った人々が集い、知恵を出し合うことで、建築の分野に新しい手法をもたらしたい」という当初の思いの通り、大学はじめ各方面の研究者、大手ゼネコン、設計士、メーカー、公的研究機関、行政等から参加いただくことになりました。

今後の展開が非常に楽しみです。

総務経理部 佐々木(真)

0 コメント