メールマガジン第96号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ    専務取締役 榎原 久夫

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5月新年度のスタ-ト

 ゴールデンウィークの真っただ中ではありましたが、5月2日に弊社の新年度方針発表会を行いました。

 コロナ禍でありますので、昨年同様、全体朝礼後に全社員にて空間の広いCLT加工棟で行いました。

 社長より2022年度経営方針の話があり、その方針を全員で共通認識をもって各業務を遂行することとなります。その後部門ごとに場所を変えて作成した、目標売上・利益、生産量、行動計画を部門長より発表、説明が行われました。

 何をするにも目標を目指し行動するのと、目標もなくただ行動するのでは結果が違ってくるのは当然の結果となります。そういう意味でも目標や行動計画を上位者のみが知っているのではなく、働くみんなが同じような意識を持ちそれぞれの立場で目標に向かって取り組んでいってもらうための、大変意義のある発表会になったのではないかと思います。

 

方針発表会の様子(5月2日 CLT加工棟にて)
方針発表会の様子(5月2日 CLT加工棟にて)

 

  昨年度は、コロナの影響等によるウッドショックが年度当初の5月~6月にピークを迎え、材料不足、原木の高騰、取り合いとなり、あるところでは原木置き場の丸太が盗難にあったと聞くような状況の中、弊社も丸太の入荷が薄く、のちにラミナ不足となる事態となりました。

 原木高騰による単価上昇分を製品価格に転嫁することもなかなかできず、大変苦労した年度だったように思います。原木の高騰は、ピークよりもいくらか落ちついた状況にはありますが、高止まりのまま推移しています。ウッドショックの影響がいつまでつづくかわかりませんが、今後もロシアとウクライナの戦争やコロナの影響で再び上昇するのではないかと心配しております。

 外材の不足により、国産材の注文が増え売り上げは増大したものの利益は伸びない年度となりました。

 

<2022年度 スロ-ガン>

 私たちは、木材加工・木構造建築ビジネスを進化させることにより

 お客様のより良い生活・住環境づくりに貢献していきます

1. 環境に配慮した原材料調達

2. 木材の高度利用

3. 街づくり、都市の木質化の推進

 

 2022年度は上記のスローガンを掲げ、何事も情報を早くキャッチ・社内の報連相の充実・作業効率良く無駄をはぶき一歩先を見ながら、また安全は急がず焦らず怠らずに安全第一で社員一丸となって目標達成を目指したいと考えております。 

 今後とも一層のお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

 

追伸

 ロシアによるウクライナの侵攻が始まって3カ月が過ぎましたが、戦争の終わりがまだみえません。近代的な世の中で本当にこのようなことが起きるとは少し驚いています。私を含め戦争を知らない世代は平和であることが、いかに大切かを毎日報道される映像を目のあたりにして感じているところではないでしょうか。

 1日も早く戦争が終わることを願います。 

榎原  久夫