メールマガジン第89号>部室長挨拶

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★部室長からのメッセージ     製材部 部長 森田悠介

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 暦の上では立秋を過ぎたようですが、まだまだ暑い日々が続いております。

 今年の梅雨は例年より19日も早い梅雨入りで、梅雨明けも例年より4日早く明けました。鹿児島では雨も例年より少ない感じでした。これからは台風シーズンということで、気象情報を確認することが増えます。このところ天候が急激に変わることが多い気がしますので、より注意を払っていきたいと思います。

 

近年ない原木の値上がり

 山佐木材では、集成材・CLTを造るにあたり、素材の原木から購入をして、製材・製造・建設を行っております。

 今までに経験したことのない新型コロナウイルスの世界的大流行の影響により、昨年は木材業界も低迷し、杉や桧の製品だけでなく原木も需要が減り値下がりしました。

 

 誰もがこの低迷がいつまで続くのか見通せず、新型コロナウイルスが落ち着くまで続くのではないかと考えていました。その中、状況が変わりだしたのが今年の3月末の頃。製品・原木の急激な値上がりが噂されるようになり、早速4月の原木市場の市況は値上げ方向に転換しました。さらに5月・6月は激しさを増して、月2回原木市がありますが、約2週間に1回の原木市況は前回の原木市より+1,000~2,000円と急激な値上がりとなっております。気づいてみれば、昨年の原木の底値から2~3倍の価格になっています。

 私も20年近くこの仕事をしていますが見たことない価格で驚く日々です。

 

 この原木価格の高騰はいつまで続くのだろうかと不安になります。しかし、今の価格が高騰した状況はもうしばらくは続くかと思いますが、原木を安定的に供給して頂いております森林組合様・素材生産業者様と共に知恵を出しながら連携して、またお客様のご要望に応えるべく今後も取り組んで参りたいと考えております。

 

(製材部 部長 森田悠介