メールマガジン第44号>工場探訪

今回は、事務所前の空白地帯を指差しました。

このあたりで探訪できそうな場所は・・・?

 

いつも視察のお客様が立ち寄る2階建ての建物があります。見学用の外階段もあり、共同住宅のような雰囲気です。まぁ、みすず&あかねも何の建物なのかは知っているのですが、今回は営業の小城さんにもう少し深く教えてもらいましょう。



CLT試作棟について小城さんに教えていただきました。

  

CLT試作棟について

平成24年夏に、CLTの床の音響試験の際に試作棟A棟、B棟の2棟が建てられました。

衝撃音遮断性能に対する床仕様および天井仕様の影響を調べる為です。

法政大学デザイン工学部建築学科の学生が10名で建てました。

 

建てられた当時、日本ではCLTの建築基準法が定められていなかった為、ヨーロッパのCLTで建てられている建築物に近い建物を作ったとのことです。

 

完成当時
完成当時

 

実験室における床衝撃音遮断性能に供した試験体仕様


 

試験方法は3種類ありました。

①タッピングマシン

②バングマシン

③ゴムボール

 


比較してみた

A棟とB棟それぞれの音響を、実際に比較しました。比較方法として私たちは1階にいて、小城さんが2階でジャンプをしました。A棟はそんなに響きませんでしたが、B棟はとても響きました。



CLTの端材で作られた椅子

 試作棟の中にはCLTの端材で作られた椅子がありました。

CLTを作る際、実際の寸法よりも大きく作る為、製品にする時にカットをします。カットをした際に端材が出来るのでその端材で作った椅子です。


試作棟を見てみて

 試作棟での見学は2回目ですが、実際に音響を比較したのは初めてだったので、比較をした際にこんなに違うのかと思いました。

 

 探訪時は外は暑かったのですが、試作棟の中はとても涼しくて木はいいなと思いました。

CLTの椅子は座り心地がよく、木目が綺麗で私もほしいなと思いました。

 

 分かりやすく、おもしろく案内していただいた小城さんありがとうございました。

次回はどこを指差し、どこを探訪するのかお楽しみに!

(みすず&あかね)