メールマガジン第21号>現場日記

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★【完了しました!】平成26年度 常盤橋補修補強工事

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・工事場所:福岡県北九州市小倉北区

・発注者:北九州市

・設計・監理 :北九州市建設局東部整備事務所工務第二課

・総合施工:日栄建設株式会社様

・全体工期:平成26年10月31日~平成27年5月29日

・タイプ:桁橋

・橋長:85m,  支間長:26.7+31+26.7m,  幅員:6m

・用途:歩道橋

 

【現場担当者より】

今回の現場である「常盤橋(ときわばし)」は、江戸時代初期に架設され、小倉から九州各地にのびる諸街道の起点でもあり終点でもあったそうです。

平成7年に紫川マイタウン・マイリバ-整備事業のひとつとして、江戸時代と同じ「木の橋」に生まれかわり、橋桁にはコンクリ-トと同じ強さを持つ西アフリカ産のボンゴシ材、そして欄干には手触りの良いチ-ク材が使われました。そして年数がたち、橋桁や欄干・床版等が徐々に痛みはじめ部分的に部材をつくり直したり補修したりして我が社としては今回が3回目の工事となりました。

 

工事は元請の日栄建設(株)向井専務様のご指示のもと、北九州市や福岡大学教授の渡辺先生、太平設計事務所様のアドバイスを頂きながら、私と大工のヤマケン、塗装工の西京塗装工業で行いました。前回と比べて木材の腐朽がすすんでおり、解体しないと分からない先の見えない仕事の連続で大変苦労しましたが、皆様のご協力のおかげで無事完工することができました。

常盤橋の近くには小倉城・門司港・スペ-スワ-ルドなど有名な観光スポットが多数あります。是非近くを訪れた際には常盤橋を歩いて木のぬくもりを味わってみて下さい。

(建設部 加工建て方 森山)