メールマガジン第8号>機械・製品紹介

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★【はたらく機械シリーズ】 K2(ケイツー)

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こんにちは、山佐木材 建設部の尾上です。

今回ご紹介するのは、ドイツ製の全自動プレカットマシーン「K2」です。

 

「K2」の特徴は、一般的なKD材をはじめ、構造用大断面集成材や長尺部材などの材料を、「K2」1台とオペレーター1人で加工できるところです。

金具接合加工や、在来軸組工法の継手・仕口加工(蟻加工・ホゾ・鎌加工)、木質ラーメン構法・トラス構法などの加工が可能です。

加工可能な寸法は、木口断面、最小20mm×60mmから最大240mm×600mm、全長は12mまで対応しています。

 

加工をする際は、材料を「Positioning Wagon(ポジショニング ワゴン:PW)」と呼ばれる二つの腕のようなパーツで材料をつかみ、

そのPWが材料を各刃物のユニットへと移動させ、瞬く間にデータ通りの加工を行います。 

各刃物のユニットには、丸鋸、カッター、木工錐(水平方向・垂直方向)が、装着されています。

刃物が装着されている面で、その面を加工できないと機械自身が判断すると

回転装置と呼ばれる装置で必要な回数の材料回転を行い、4面全てを加工します。

 

「K2」導入の結果、加工精度が向上したことにより、施工物件の耐久性、耐震性が大きく向上しました。

さらに、大工による手作業で行っていたノミ、カンナ、ノコギリなどの作業が減り、最終工程の仕上げ・塗装などの比較的軽作業だけを行うようになったことで、受注から建方完了まで大幅な工期短縮が可能となりました。


ドイツ製という事もあり、日々のメンテナンスやトラブル対処に多少の経験を要しますが、経験を積んで慣れてしまえば、すばらしい戦力になる機械です。

今度とも私共は、お客様のご要望を忠実に実現する為、「K2」を用いてより良い製品を提供してまいります。

(建設部 加工建て方 尾上)