メールマガジン第7号>加工センターニュース

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★きもつき木材高次加工センターニュース
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きもつき木材高次加工センターの有馬です。

チップの乾燥にあたって、天日による乾燥、風による乾燥、回転による乾燥、熱による乾燥、木材乾燥機の中など、思いつく方法は何でもトライしてみた結果、一つの方法に辿り着きました。前回の記事の続きです。


様々な乾燥方法を試してみた中で、なんとか事業化出来そうな方法として、「排熱による乾燥」が候補としてあげられました。

その他の方法は、天候に左右される、手間がかかる、設備費が高い等の課題があると社内検討会で結果が報告されました。

 

廃熱で乾燥する方法を簡単に図式化すると下図の通りです。

当センターの木くず焚きボイラーから発生する排熱を強制的に取り込み、チップの下方から押し込む形で試験したものです。

排熱がA、Bに到達する時間と、C、Dに到達する時間の差が明確です。

ドラム缶での温度センサー試験の様子
ドラム缶での温度センサー試験の様子

◆1回目実験

・チップ量高さ:70mm

・熱風押し込みファンのみ使用

・A部温度:97~120℃

・生チップ含水率:140.5%

 

【結果】

・Bセンサー100℃到達時間:120分後

・Cセンサー240分後温度:47℃

・B部チップ含水率:0.2%

◆3回目実験

・チップ量高さ:400mm

・熱風ファン+送風ファン使用

・A部温度:100~116℃

 

【結果】

・Bセンサー100℃到達時間:70分後

・Bセンサー反対側:70℃

 

上記のような試行錯誤の中から誕生したのが、排熱によるチップ乾燥機です。

テスト機から実用タイプを社内で製作しました。

このチップ乾燥機の操業により、月産270m3の生産が可能となって、他社へのチップ供給が始まりました。

協同組合きもつき木材高次加工センター

専務理事 有馬 宏美

 

 

 

 

ケースサイズ

■縦横:3×1.3m

■高さ:0.35m

■容積:1.365m2×2

■所要時間:3時間