メールマガジン第79号>新部室長挨拶

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★部室長からのメッセージ     営業部 部長 吉松秀徳

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

木材利用を勧めること

 

 木材利用を考えるとき、無駄なく効率よく余すことなく使用しているか 又は使用出来ているかを考える必要があります。 木材は再生可能エネルギーではあるものの、簡単に焼却している場合が多いのではないでしょうか。 バイオマス燃料のために構造材として利用可能なものまで燃やしてしまっている報告例を良く耳にします。 
 炭素を蓄えた木材を、住宅・非住宅・外構に使用出来れば、何年もの期間、炭素を封じ込めることに繋がります。 伐採した山林に苗を植樹出来れば、二酸化炭素を取り込み光合成しながら酸素を作りだし私達に供給してくれます。 
   

 現在発生している新型コロナウィルスの影響で、自動車の利用率が低下した結果、これまで化石燃料を使用していた工場も稼働出来ないでいるとの報道がありました。 この結果ではありますが、欧州では二酸化炭素濃度が低く抑えられているとニュースが伝えていました。 二酸化炭素濃度を低く押さえ込むことが出来なければ確実に地球温暖化を止めることは出来ないと思います。 

  

 ここ最近の地球環境で、南半球のオーストラリアの森林火災が連日報道されていましたが、環境破壊は以前に比べて深刻です。 一部では大雨が降り、一部では熱風にさらされ火災が発生し砂漠化が進行し、人間はもとより植物・動物まで大きな被害を受けています。 
 地球規模の大きな問題を克服するにはどうすべきか、人間一人一人が真剣に考える時がきていると思います。 化石燃料を極力使用しないことと、再生可能エネルギーの利用を増やす努力が今求められています。 

 

 CLTパネルは木材蓄積量としては最適であり、低層の非住宅施設へ利用出来れば、森林資源を有効活用することとなり、且つ新たな木材の成長で炭素の封じ込めが可能となります。木材は再生可能な無くてはならない資源ですが、世界中で木材利用を可能な限り推し進めることが出来なければ、子や孫そしてその次の
世代へ健全な地球環境を残すことは難しいのではないでしょうか。 
 低層の非住宅施設に限らず、これまで木材とは無縁となっていた高層のビルなどに対しCLTによる木造壁や床などの採用が更に実現出来れば、世界の環境破壊を止める要因の一つになるものと信じています。

 

(営業部 部長 吉松秀徳)