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★【完成しました！】 広川町立下広川小学校 様
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・所在地：福岡県八女郡広川町大字広川
・建築主：広川町様
・設計：株式会社 建築企画コム・フォレスト様
・施工：大藪・やひめ建設特定工事共同企業体様
・構造規模：木造２階建て（一部ＲＣ造）
・建築面積：3061.66ｍ2
・延床面積：5014.64ｍ2
・建物用途：小学校校舎・地域交流施設
今回は、2018年3月に完成した福岡県の広川町立下広川小学校様をご紹介します。
全景写真のとおり、多目的ホール、管理棟、教室棟、図書室棟、給食室棟など複数の棟からなる大規模木造建築です。第5回 福岡県木造・木質化建築賞「木質化の部・優秀賞」を受賞されました。
▽▼福岡県木造・木質化建築賞「木質化の部・優秀賞」のコメントをご紹介します
（設計趣旨）
豊富な資源である地元の木材を構造材・内外装に多用し、「子供の居場所」としての学びの場を周りの環境と一体にすることにより、やさしさとぬくもりのある、地域の集いの場とした。
また、木造校舎自体が大工の技術や木の特性を伝える直接的な教材となるため、光・風・木の香りなど自然をいっぱいに感じられる空間とし、地球環境にやさしく、ふるさとや自然の大切さを学べる学校環境とした。加えて、地域の人々に親近感を与え、地域の象徴として愛される施設を目指した。
（講評）
木造の２階建て小学校です。地域の豊富な森林資源を活用し、構造材や床、外装にスギ、ヒノキを多用することで優しく温かみある空間を作り、教育に好ましい場を提供しています。また、内装家具やサインにも地域材が使われています。多目的ホールは湾曲集成材でシンプルな小屋組みとし、意匠的にも魅力的な大空間です。準耐火構造の柱、梁は燃えしろ設計を採用し、力強い木構造を見せています。
写真提供：株式会社 建築企画コム・フォレスト様
建て方現場の様子
