メールマガジン第66号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ  取締役総務部長  前田 和浩

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 天気予報で桜の開花予想とスギ花粉飛散情報が連日流される時季を迎えました。弊社の周囲の山々では、早くも山桜が咲き始めております。

 春を迎えようとする3月、まず心をよぎるのは東日本大震災のことでしょう。あれから8年が経ちました。今年1月に、大船渡市を再訪した友人の話では、痛々しい状況は片付いているようだが、以前の状態にはまだまだ道半ばだということでした。また、いろいろ難しい課題もあると報道されています。

 あらためて、犠牲となられた方々のご冥福と、一日も早い復興をお祈りいたします。

 

 さて、弊社では今年度後半から、労働安全コンサルタントをお願いして、労働災害防止・労働衛生確保への本格的な取り組みを始めました。各部門、工場、ライン、機械ごとのリスクアセスメントを実施し、危険要因削減のための改善を行っているところです。

 

 その中で、コンサルタントの先生から、種々の災害が発生したときの社員や関係者の避難場所の選定を課題として投げかけられています。

 火災に関しては、毎年、自社消防隊を中心に消防署のご指導を受けながら、火災避難、消火活動の訓練を実施し、習熟もできてきたように思います。

 しかしながら、河川浸水や地震、それに伴う津波災害については、着手できていないのが実情です。河川浸水については、肝付町ハザードマップによると、弊社下住工場は南側は0.5m~3m未満の区域に、北側は3~5m未満の区域に入っています。

 

また、避難先情報によると、南側下住集落の海抜は6.9m、最も近い避難場所(いこいの家)

までは、2.4km 自動車で7分の距離にあります。徒歩での津波避難などは困難な位置にあります。

 早急に、浸水地域にあること、最寄の避難先を選定し周知したいと思います。

 

 来月(4月)には新元号が発表されることとなりました。どのような元号が制定されるのかとても楽しみです。

現在、弊社においては5月からの新年度に向けて、平成最後の事業年度の振り返りを実施し、経営方針の策定作業を急ピッチで行っております。お客様から安心して仕事をお任せいただける企業、また従業員が安全に安心して働ける職場を目指そうと皆で方向性を確認しているところです。

今後とも皆様のご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 

(取締役総務部長 前田和浩)

出典:肝付町ホームページより「防災マップ」