メールマガジン第61号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ     常務取締役 塩﨑 征男

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 私が今まで 心がけてきたことを 一つご紹介します

 仕事でも普段の生活でもです。特に運転しているときに多いのですが、常に先のことを予想することを心がけています。それも悪い方の予想をします。

 例えば 身近な話ですが、運転中見通しの悪い交差点が近づくと「車が飛び出して来ないか?」「自転車や子供が出てこないか」などを考えるようにしています。

 そうした時に対処できる心がまえで行くわけですが、幸いなことにそうした危ない目にあったことは無いのですが、今もそんな感じで運転を心がけています。

 

 要は心配性なのですが、今まで数々の現場管理に向かう

途中でも必要な材料など、手配したかな?とか。あれはどう

したかな?など忘れてたらどうしたら良いかな?などと

悪い方を予想していると、何度かですが現場に着く前に

忘れ物などに気づき、慌てて手配をした経験もあります。

 

 現場に着いて物が無いという結果は、同じでもその場で無い

事に気付くのと、判っていて遅れてでも届くのとでは、ずい

ぶん違うような気がします。言い訳でもありますが・・・

臆病な方が良いのかも知れません。

 考えすぎと言われることもありますが、包丁やナイフを

使っているときも、滑って落としたらとか、熱湯を持って

動くときなどの 落としたらとか考えてしまいます。

特に一昨年入院してからは、よくそんな想像をしてしまいます。

 

 そうした考え方が、良いとは言い切れませんが、悪い方を想像しての行動や作業をしていると、動く機械を扱う時にも、慎重になり事故や怪我も減るのでは?と思いました。 

 

 今回 10月5日~7日で北海道の出張計画を立てていましたが、台風25号の予想進路が帰る予定日に北海道に近づく予報を見て急遽 6日に戻ることを決めました。

 ひょっとしたら、予定通りでも問題が無かったかもしれませんが、早10月3日には、出発前に悪い予想をして予定を変えてしまうほどです。

先に手を打った時って、違う結果であっても 意外と後悔はしないものです。

 

 近年の天気予報は、精度が高く 台風や高潮などへの対応が可能になっています。しかし台風においても停電は予想ができません。しかし、台風などの予報をみて「停電になったら?」とか「断水になったら?」と考えて懐中電灯を用意したりお風呂に水を貯めたりとかの悪い予想で行動されることもあるのでは、ないでしょうか?

 

 結局は、台風は温帯低気圧に変わり 風は強かったものの 飛行機は、飛んだみたいですが・・・(笑) 

 

 

 予報や情報が発達した中でも予測ができないものとしては、地震・噴火などがあります。

 北海道に着陸寸前に苫東地区の上を通過しましたが、土砂崩れでそれは、見るも悲しくなる風景でした。

 日頃から 地震はいつ来るか判らないものとして

持ち出し袋などの用意をしておいては、いかがでしょう。使わなければそれで「良かった」と思えば済むことになると思います。

 

 右の写真は、苫東地区の土砂崩れの爪痕です。

私が、大好きで 美しい自然と風景に囲まれていた北海道の景色も一夜の地震でこうなってしまいます。景色・景観だけなら いつかは、取り戻せます。

 

 地震に遭われ、亡くなられた方々、いまだ避難生活を余儀なくされている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 

(常務取締役 塩﨑 征男)