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★【シリーズ】CLT(Cross Laminated Timber)(49

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再び 加熱試験の旅

 

 毎日、暑い日が続きますが熱中症には気をつけて乗り切って下さい。

 

 こんな暑い中、再び今年度のCLT等の耐火試験の

第1回目を8月1日と2日山口県の建材試験センター西日本試験所の水平炉にて実施してきました。

 連日 35℃以上の猛暑の中の耐火試験は、昨年も実施したのですが、昨年同様、暑かったです。

 

 

毎度 お世話になっている 耐火炉です
毎度 お世話になっている 耐火炉です

 

 幸い今回の試験は、性能評価ではなく性能確認試験であったため、加熱時間+3倍放冷時間通りで終了させていただいたので まだよかったですが、昨年同様、裏面温度などは、はっきりとしたピークは出ず、外気温+αによって39℃前後からは、下がりません。性能評価試験だとはっきりとピークが確認できるまで終了しないのですが・・

 この後も いろいろなプロジェクトの耐火試験が、9月に2日、11月に5日、12月に2日と2月に2日と年度末までどころか来年度の予定もかなりあって建材試験センター様への旅は、しばらく続きそうです。

  

 

 最近、変だな・・「私ってどちらかと言うと構造と施工が、主のはずなのに、防耐火の仕事が最近のメインの仕事になっている?」と考えるようになってきました。(笑)

 

 8月1日、こんな暑い中の加熱試験ではあった

のですが、何を思ったかランチは「鍋焼きラーメ

ン」で全く無駄な汗をかいてしまいました(笑)

冬は、どちらも暖かくて良いんですがね

 

熱々の鍋焼きラーメン
熱々の鍋焼きラーメン


『木造軸組へのCLT活用をふまえた「軸組+CLT」事例集セミナー』参加報告

 先月号でもご紹介した当セミナー【福岡会場】に8月10日(金)14:00~16:00に参加してきました。

今回、山佐木材からは、私の他に営業担当3名も参加し、計4名の参加となりました。

先月号でご紹介した 日本CLT協会から出されている資料・書籍の中で最も安く(@200/冊)、最も身近な内容では?と思われる資料がテキストでした。 

 

 最後のセミナーは、福岡市 博多駅前の会議室での開催となりました。

当社からも 私のほか 営業担当者3名も参加させていただきました。

 

 

 

講師は、日本CLT協会のA賀次長

今回の@200円とセミナー資料の作成担当です。セミナーとしては、事例の紹介が多く構造設計を担当される方には、少々物足りなかったかもしれませんが、力説されていたのが、CLTパネル工法と並んで軸組(鉄骨造含む)の事例がわが国では、多く採用されているということでした。

 


そういう意味では、4年以上前から当社で進めて来た「鉄骨造の床への利用」は

今後も有効な木材利用の1つの方向だったということでしょうか。

 


上の写真が、当日配布された資料です。

@200円の資料もですが、A賀次長の力作です。

特に 私にも真似ができないのが・・・

A賀次長が書かれたイラストですが、CADやイラストのソフトではなく

パワーポイントで書かれているそうで どのように書かれているのか? 教えていただきたいものです。

 


過去物件の旅 Part 9

 某物件打合せがあり、久しぶりに北海道に行ってきました。

 札幌での打ち合わせ翌日には、旭川方面を訪れ、途中に「北海道立総合研究機構(地方独立行政法人)森林研究本部林産試験場」という長ったらしい名前(昔の北海道立林産試験場)も訪れてきました。 


 ここでの打合せなどは、省略して久しぶりに「木とくらしの情報館」に立寄ってきたのですが、この建物に私は、特にかかわった訳ではないのですが、妙に思い出のある建物です。

 私が担当させていただいた「帯広営林支局」の前ですから 昭和60年位でしょうか。

 現在、山佐木材の近くにお住いのK松先生が同試験場におられた頃始められた、実験などでは何体か施工されてはいたのでしょうが、私が帯広案件でも使わせていただいた「鋼板挿入ドリフトピン接合」の初期の物件だったと記憶しています。帯広営林局では、PART2と称した「HTB接合型」を採用させていだいたのですが、この建物はその前の 鋼板1枚型でした。

 当時、この建物に使用した集成材を製造したS工業には、H江さんという私の大学時代の先輩とその後、北海道東海大学に移られたW辺さんという方が、おられました。

 


 当時のことですから、CADもなくNC加工機なんてものもない中、原寸場に原寸を起こしシートに写して加工するという手法にて、1か所に数十本のドリフトピンの孔加工をする訳ですが、W辺さんが現場担当として施工現場に向かう前に「加工が鉄板の孔とあうかな?」と心配されていたのに対し、H江さんが「自分の会社の加工を信じられないのか?」とおっしゃっていましたが、現場ではW辺さんの不安的中で多くの箇所を現場手直しで建てられたとのことでした。漫才みたいな、四コマ漫画の結末のような話だったので妙に記憶に残っています。(笑) 

8月は夏季休暇もあり 特にイベントもないので

9月号の記事があるかな?(;^_^A と心配もしております

 

常務取締役技術本部長 塩﨑 征男