メールマガジン第56号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ     常務取締役 塩﨑 征男

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新年度を迎え 新たな気持ちで

 山佐木材株式会社の新年度は、多くの会社と違って5月1日から新年度が始まります。

 各部門とも新たな年度目標・方針を全社員に各部門長より発表がなされ、全員で共通意識を持って各業務を遂行することとなります。

 GWの真っただ中の5月1日、その方針発表会が執り行われました。

 

 製造会社である限りは、製造量・販売量・利益の目標が大切です。何をするにも目標を目指し活動するのと、目標もなくただ進めるのとでは、結果が違ってくるのは自明のことと考えます。

 そういう意味では、目標や計画を上位者だけが知っているのでは無く、社員全員に知らしめることは、大変意義のある会だと思っています。

 

 私が今まで勤務していた会社では、各部門における事業計画などは、部門内で検討をして作成していたのですが、他部門の目標や計画については書類で数字だけを見るというものでした。各部門長が、力を込めて全社員に発表(決意表明)することで、全社一丸となって事業を推進できるものと感じています。

 

 私が所属する技術本部では、数値目標が立てられません。そのため、課題達成目標の発表ということになります。今年も課題はたくさん有りますが、やはり最近になってお問い合わせが増えてきた「鉄骨造の床へのCLT利用」に関する設計仕様の充実には、稲田顧問の「猫の手」として取りまとめていきたいと考えています。また詳しいお話は、もう少ししてからになりますが、鹿児島大学の塩屋教授の開発された「鉄筋集成材(SAMURAI)」にも動きがでてきましたので、この対応も今年度の重要課題と考えています。

 その塩屋教授の研究室から4月に入社された新人さんの教育も大切な課題でもあり、早い時期での社内業務・社外活動が、できるようにこの1年をかけて私の35年の必要なところだけを伝えてみたいと考えています。(私には、不要な部分が多かったので 必要な所は意外と少ない(笑)ので大丈夫と思っています)

 

過去を懐かしむお年頃?

 メルマガでも過去物件訪問のコーナーで近くに(多少遠くても)昔担当した物件を訪ねる機会を増やしています。

 すでに還暦を過ぎ、この業界で仕事を始めて早35年が経ちました。以前のメルマガでも「温故知新」について書いたことがありました。「古きを訪ねて、新しいことを知る」ということですが、今の自分は以前に比べて成長したのだろうか?と最近よく考えることがありますが、先に書いたようにただがむしゃらにやるのも悪くはないのですが、ちょっと自分を振り返ってみて、少しでも(自分だけの判断でも良いと思います)成長したかな?と思えたら、自分自身を褒めてあげてみるのも良いかもしれません。またそこから次への意欲が湧いてくるのではないかと思っています。

 

コンプライアンスについて最近また考えるようになりました

 当社では、あまり聞かれない言葉ですが、皆さんご存知ですよね?

 いろいろ意味があるようですが、企業や社会においては、「法令遵守。特に、企業活動において社会規範に反することなく公正・公平に業務遂行することをいう。」が主たる内容ではないかと思っています。

 以前在籍していた会社では、コンプライアンスに対しての意識が強く「コンプライアンスなくして、仕事無し、会社無し」とまで言われていました。社内には、コンプライアンス委員会やセクハラ委員会などもあり、企業倫理はもちろんですが、個人の倫理観が大切だと言われてきました。

 最近のTVニュースでは、そうしたものの欠如では?と思われる報道を多く観て自分自身を改めて戒めるようにと捉えています。

 

 基本的には、それほど大層なものではなく、「きまりは、守りましょう」ということだけだと思っています。その「きまり」の中に、就業規則であったり法律や社会通念であったりするわけですが、ちょっとした折に「少し位なら」とか「これ位なら」と思ってしまうことが、誰しもあると思います。これを一歩踏みとどまれるか?が大きな境目になることも有り得ることは、最近のいくつかのニュースでも見られたことが、あると思います。

 全く違うことかもしれませんが、「後悔先に立たず」を一昨年に感じた私としては、最近のニュースの中に同様のことを考えてしまうことを多々感じています。

 

最近もまだ一昨年の発症の後遺症?に悩んでいる私自身にも言い聞かせています。

「後悔先に立たず」と

(常務取締役 塩﨑 征男)