メールマガジン第50号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ     取締役総務部長 前田 和浩

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 11月に入り、南国鹿児島も急に冷え込んできました。

 弊社は4月決算のため、10月末でちょうど平成29年度の半分が過ぎ、前半の業績を反省し、年度後半に向けて手を打っていく時期となりました。同時に、製品の製造、加工、出荷、建て方工事の最繁期を迎え、全社が慌ただしい雰囲気に包まれています。

 体調管理や各作業の安全管理にしっかりと取り組んで行きたいと思います。

 

 さて、10月28日から29日にかけて、県内を暴風域に巻き込んだ台風22号の影響で、肝付町前田地区は、24時間雨量が294mmと、平年の10月ひと月分のおよそ2倍の雨が降りました。このため、弊社周囲の水田が冠水し、一面湖のようになってしまいました。

 

10月29日8時 下住工場北側 冠水状況
10月29日8時 下住工場北側 冠水状況

 

 人や工場に被害がなかったものの、弊社駐車場も水に浸かり、社用車2台に被害がでました。

 28日から台風の暴風域に入るとの情報もあり、また、大雨洪水警報が出ていたにもかかわらず、車両損害が発生したことについて考えてみたいと思います。

 

 まず、会社組織として、例えば「大雨洪水警報発令→低い駐車場から車両を避難」といった、会社の防災対策が具体的に決められておらず、自然災害に対応する社員の共通認識が無いに等しかったことが挙げられると思います。予測できるところからできるだけ早く対応マニュアルを策定する必要があります。緊急時に対応・行動できるよう簡潔で分かりやすいものにしたいと思います。

 また、社用車の駐車場として安全な場所の選定し、非常時に避難しなくてもよい環境をつくることも重要でしょう。

 

 一方個人としては、今回車両を工場内の高いところに避難させる指示をしなかったことが悔やまれます。当日の状況判断に「雨がちょっと強いぐらいだろう。大したことはない。」という気持ちがありました。

 

台風による大雨を、

①前週に襲来した台風21号とほぼ同じようなコースをとると思われる。

②その21号が超大型で強い台風と言うことだったが、風雨とも弱かった。 

③屋久島付近を通過するが、中心気圧が970Hpを超えているから弱い。

と都合良く過小評価してしまったことは確かです。(この心理状態は「正常性バイアス」と呼ばれ、災害時などに、被害を大きくする一因とも言われています。)

 

 台風や火山の噴火に被害が頻発するここ鹿児島で、災害対策と事業継続プラン・マネジメントは重要な課題であることを実感させられました。速やかに取り組んでいきたいと思います。

 

 弊社では、林業・木材製造業労働災害防止協会の指導をいただき、この10月から、労働災害防止のためのリスクアセスメントへの取組を各部署で開始しました。

 新工場の稼働が12月から始まり、従来とは作業の流れや作業方法を初め、生産体制が大きく変わることが予測されます。これを機に、全社を挙げて、労働災害が発生しないような仕組みと職場環境にするために取り組んで行きたいと思います。

 

リーダーばかりではなく、メンバー全員が関わる作業における

① 危険性・有害性の洗い出し 

 どんな災害被害があったか あるか 予想されるのか

② リスクの見積

 発生の可能性、災害や怪我の程度

③ リスクの低減対策の検討

 作業のやり方、設備の対策

④ 最優先の対策の実施

⑤ 記録

に関わることで、労働災害を抑止しすることを目的としています。

 

 これから、年度末に向けて後半戦が始まります。労働災害はもちろんのこと、インフルエンザの流行等にも注意を払いながら、乗り切っていきたいと思います。

(取締役総務部長 前田 和浩)