メールマガジン第4号>加工センターニュース

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★きもつき木材高次加工センターニュース
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きもつき木材高次加工センターの笹原です。

この度、かごしま材利用推進事業(かごしま材安定供給体制整備事業)により『複合乾燥用天然乾燥施設』を導入しましたので、ご報告いたします。

 年々、乾燥材の需要が増えてきている中、芯持ち材である柱・桁等は、高温乾燥室の使用時間が長いため、生産量を増やしにくい状況にあります。

 また、色つや、割れ等の品質についての要求も厳しくなってきています。

 これらの課題を解決するために、複合乾燥用天然乾燥施設の設置によって、かごしま材の乾燥材生産体制を整備し、かごしま材の生産増大を図りたいと思っております。

 

かごしま複合乾燥材ができるまで

【芯持ち材(柱材・桁材)】

 ドライングセット → 促進乾燥 → 天然乾燥 → かごしま複合乾燥材

               (天然乾燥室・強制換気)

芯持ち材は、促進乾燥を終えてからも乾燥するまでに時間を要するため、室内を閉め切り、屋根からと窓からの太陽光による室内温度の上昇により、仕上げ乾燥のスピードを促進させます。同時に湿球温度が上がった際、吸気と排気により、室内の湿度調整も行います。


【板材(間柱材等羽柄材)】

 天然乾燥(屋外) → 促進乾燥 → 天然乾燥 → かごしま複合乾燥材

               (天然乾燥室・自然換気)

板材(間柱材等羽柄材)は、促進乾燥の後、板類の含水率のバラツキを無くすため、自然換気の出来る屋根下で1週間~2週間ほど天然乾燥、風による乾燥を行います。

 

この新施設をフル活用して、かごしま材のさらなる品質向上、供給強化に努めていきたいと思っております。

2014年もきばっどーー!!

(協同組合きもつき木材高次加工センター 笹原)