メールマガジン第46号>役員挨拶

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★役員からのメッセージ    専務取締役  榎原 久夫

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の集中豪雨により被災された地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

蜂の巣

 今年は、蜂が巣を低いところに作っているということを知人から聞きました。

 普通はアシナガハチは外的から身を守るために、地上から5m以上の所に巣を作るようですが、台風など強風が多くなりそうな年は、本能的に風の影響の少ない地上に近い低い位置に巣を作るらしいのです。蜂が低い場所に巣をかけると、その年は台風が多いという天気のことわざもありますが、当たらない事が多いようです。弊社も昨年台風でかなりの被害を受けましたが、今年はこのことわざ通りにならないことを願っています。

  

設備の導入

 新しい設備を導入するための建屋工事(CLT工場棟モルダーライン棟)が、6月末より基礎工事を着手する事が出来ました。諸申請手続きの関係で当初予定より数ヶ月遅れての着工となりましたが、梅雨時期の基礎着工となり工事関係者の皆様には大変ご苦労をかけております、事故がおきないよう安全に十分留意して工事を進めていただくようお願いいたします。

 

 このCLT工場に設置するのはイタリア製ユニチ-ム社のCLT加工機で、国内にはすでに6機設置されており、弊社で7機目となると聞いております。 

 現状での加工はNC機械での4辺成形加工後、墨付けして手加工にて対応しておりますが、この加工機の導入で一連の加工が可能となり、スピ-ド、品質共にかなり向上するのではないかと思います。この建物は梁間方向は鉄筋入集成材(サムライ)、桁行き方向CLT耐震壁を使用する構造の骨組みで、現在鹿児島大学塩屋教授指導の元、サムライ集成材を製造している所です。

 

 モルダ-ライン棟ではCLT、集成材用の乾燥後のラミナ材を含水率測定、強度測定、プレ-ナ-仕上げの機械設備を設置します。

 選別されたラミナをCLTであれば幅はぎ接着ラインへ、集成材であれば縦継ぎ接着へというように流れていきます、今まで設備からすると生産性向上に寄与する設備になります。

 その他設備として、ドイツフンデガ-社製のK2iと、フインガ-ジョイントラインの導入を進めています。 

 いずれも11月には稼働出来るようになるのではないかと思います。この機械設備の能力を十分に発揮できるように前後の段取りをしっかり行い、効率の良い仕事が出来るよう取り組んでいくことが大事だと思っております。

 

 これから暑い夏がやってきます。熱中症に注意して、事故のないように、社員一同お客様に安心してまかせていただけるような仕事をめざして取り組んでまいります。

 今後共、ご指導をよろしくお願い申しあげます。

(専務取締役 榎原 久夫)