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★【番外編】ＣＬＴ（Cross Laminated Timber）
福岡でＣＬＴ構造見学会が行われました
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12/20 福岡県主催でＣＬＴ構造見学会が行われました
福岡県では初めてとなるCLT工法での木造建築物（井上様オフィスビル「２階建て、延べ床面積：374m2」）の構造見学会が、平成28年12月20日に福岡県主催で開催されました。
この建物は、平成27年度ＣＬＴを活用した実証型助成金制度に採用され建設されるもので、平成29年2月28日の完成に向けて現在急ピッチで工事を行っています。
見学会への申し込みは日を追う毎に増加した為70名で締め切ったと聞いていますが、当日は雨にも拘わらず、午前35名・午後35名の方々が熱心に見学されていました。
CLTパネルの名前は知っているが、初めて現物を見るという方が大勢のため、パネルの大きさに驚かれていました。施主の井上様からは挨拶の中で、CLTパネルを採用した意義として、利用過少である国産材の量的採用、地球温暖化対策への貢献、再利用によるエコへの挑戦など国産材利用の重要性を話して頂きました。
見学後の質疑で、基礎とCLTの間に土台は無いのか、金物とCLTとの接合にはかなりの精度が要求されるのではないか、CLTは現しで良いのかなど様々な質問があり、施工担当者がその都度対応していました。
主催者である福岡県からは、県産材・国産材を利用することによる補助金や助成金制度についての説明がありました。今後福岡県においては、今回の見学会の関心の高さを見る限り、いくつかのCLT利用物件が生まれる可能性を感じることが出来ました。
最後に見学会を企画・立案・開催して頂きました関係各所の皆様方に感謝申し上げます。
（吉松）
◆当日の様子は日刊木材新聞でも紹介されました。
12/24 設計士さん向けにもＣＬＴ構造見学会が行われました
１２月２４日（土）、福岡を中心に活躍をされている設計士さんを中心に井上ビルのＣＬＴ建築物構造見学会が開かれました。
福岡県内初のＣＬＴ工法で建てられるこの建物は、お施主様である（株）大匠建設の井上社長の理念である、『地球環境の保全と汚染の予防を経営の重点課題と認識し、常に私達ができるエコアクションを考え、地球にやさしい活動を行う』という環境方針の基にこの工法が選ばれ建てられました。
１０：００～行われた説明会には約２０名ほどの設計関係者が集まり、この建物に関しての設計・材料やその他補助金や工事内容の流れなどの説明後、各々の見たい部分を見学して頂きました。自分も材料関連の説明員として、参加させて頂きました。
ＣＬＴ工法という多くのみなさんが初めてみる工法にいろいろな質問が飛び交いました。
自分にも勉強になることが多く、貴重な時間を過ごすことができました。
１３：００～は福岡のケーブルテレビ局の取材があり、（株）大匠建設の担当者と一緒に出演させていただきました。福岡のみなさんに少しでも、ＣＬＴを知って頂けるとうれしいです。
最後になりましたが、今回の見学会関係者の皆様、そして、現場作業中の皆様ありがとうございました。
（小城）