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★【シリーズ】CLT(Cross Laminated Timber)(29)

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CLT設計施工マニュアル講習会がスタートしました

 

 日本CLT協会と日本住宅木材技術センター主催の表題講習会が、10月31日(月)13:00~を皮切りにスタートしました。

前月号でもご紹介いたしましたが、5都市6会場での開催です。

第1回目の開催 東京会場は予約の方で早々に満員御礼。後の会場はまだ空きが、あるようですので是非 皆さん申し込んで参加してみて下さい。

 

以降は、当メルマガが配信された後、11月17日(木)の大阪会場を第2回目とし、名古屋・福岡・札幌・東京と続きます。

詳しくは、日本CLT協会HPをご覧下さい。http://clta.jp/events/3301/

 

 

 

また一方、地方においても独自の講習会を計画されているようです。

高知県では、平成29年1月16日(月)

http://www.clt-kenchiku.org/wevent/?q=grp01

 

 

ダウンロード
CLTマニュアル講習会20170116.pdf
PDFファイル 621.5 KB

 

 

また 岡山県でも平成28年12月24日(木)岡山県建築士会様

主催にて開催決定

 

ダウンロード
CLTマニュアルセミナー.pdf
PDFファイル 378.6 KB

 

長崎県においては、平成28年12月6日(火)の開催が決定しており北海道では、2月に4会場での開催。

鹿児島県では、日程は未定ですが、2会場×2回で建方見学会も平行して実施の計画などがあります。

これって一日も早く、各地(地元)でCLT建築をという強い要望なのでしょうね。

 


ヨーロッパに行ってきました。

平成28年10月22日(土)~30日(日)オーストリアとイタリアに行ってきました。

 今回の海外出張は、どこぞの視察ツアーとかではなく、国立研究開発法人 森林総合研究所様と北海道立総合研究機構 林産試験場様の視察に途中まで同行させていただいたというもので、途中の10月26日朝からは、私と若い方のM田部長と2名は皆様と別れて、イタリアを回ってくるというものでした。

 参加者は、森林総研様から2名、林産試験場様から2名、北海道の木材会社様から2名、木材加工機メーカー様1名と我々2名を加えた計9名のメンバーでの視察(22日~26日朝まで)でした。現地集合で現地解散という珍しい視察でもありました。

 

 詳しい仕事の報告は、M田部長が、このメルマガで報告すると思います。私は、先月号と同様 食べたものとか 仕事以外の写真を少し・・・

10月23日の昼食マクドナルドがデカいのは海外共通です
10月23日の昼食マクドナルドがデカいのは海外共通です
10月23日夕食の一部 オーストリア名物  シュニッツェル
10月23日夕食の一部 オーストリア名物  シュニッツェル

上の写真は、現地ワインのろ過前の新酒

その名も「アラシ」かなり度数も高いのか、

通訳さん曰く 飲むと頭が嵐?になってしまうとか(笑)

まぁいうなれば ワインのどぶろく版ですかね

 

10月24日の夕食

何故かオーストリアでイタ飯・・

 

2日後には、僕とM田部長はイタリアに行くのですが、ここで予め 

イタリア食の予習を・・・

 



CLT と CTL (余談ですが)

 木材利用の拡大に向けて有効とされ期待されているCLTですが、ネット検索で 入力を間違えて CTLと入れたところ、林業関係で期待される新技術CTLとヒットしました。

 

その説明では(森林総合研究所2013年報告)において

 CTL(新しい丸太生産システム)の高生産性を実証

森林・林業再生のため、路網整備や機械化等による立木の効率的な集材技術が求められています。

 政府が導入を進めるハーベスタとフォワーダを用いたCTL(Cut to Length;短幹集材)システム(自走する林業機械であるハーベスタで林内に入り、木を伐倒、枝を払い、一定長の丸太を造り、自走する林業機械であるフォワーダで丸太を集材するシステム)は、欧州では高い労働安全性と最も高い生産性を有していますが、わが国では実証されておらず、地形も樹種も異なる日本での科学的データにもとづいた生産性の評価が必要でした。

私のFB友人(佐々木尚三氏)の投稿写真より 北海道での事例
私のFB友人(佐々木尚三氏)の投稿写真より 北海道での事例

 

 そこで、欧州から導入された小型ホイール式ハーベスタとフォワーダを用いたCTLシステムの生産性を評価するため、点状間伐および列状間伐の実証試験を行いました。その結果、従来システム(チェーンソーと土木機械をベースとした林業機械)による間伐の労働生産性の全国平均が3.45m3 / 人日であるのに対して、CTLシステムは点状間伐と列状間伐ともに18.6m3 / 人日と、非常に高い生産性を持つことが分かりました。コストに関してはなお解明が必要な部分がありますが、同システムはわが国でも活用が期待されます。

 

・・と説明がされており、すでに上写真のように北海道などで試験的に行われているようです。えっ これも欧州から・・とびっくりです。

 

 今月号は、10月末 海外出張等でドタバタしていたため、余談中心となってしまいましたが、12月号は 頑張って書きたいと思います。

常務取締役技術本部長 塩﨑 征男