メールマガジン第34号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ               常務取締役 有馬 宏美

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備えあれば、

   熊本震災から早3ヶ月が過ぎようとしています。道路や橋、一時遮断された交通網もどうにか使用できる状況になったと報道される中、崩壊した住宅等は手つかず状態でテント暮らしや車中泊の方が多数いらっしゃると報道に見聞き、心よりお見舞い申し上げると共に、一日も早く日常生活に戻れることを祈念しております。

 

 隣県にいます私たちもまさか熊本で大きな地震被害が発生するとは想像もしておりませんでした。時に鹿児島と同様に阿蘇山の火山灰被害は聞いてはおりましたが、まさかの大地震。思えばあの東北震災も想定外の自然災害の大きさでした。そもそも自然災害とは、人の想像など遙かに超えた力が作用するものではないでしょうか。

 鹿児島と言えば、台風の常襲地でありますが、今年(6/30時点)はまだ1つも台風が発生しておりません。ここ20年来無いことです。不気味な年だといえそうです。エルニーニョ現象が終息した年に共通するひとつの特徴は、その年の台風1号の発生が遅くなる事らしいですが、今年は一段と猛暑の厳しい年とも予想されています。こんな季節に発生する台風は普段より注意が必要ですし、備えもしておくことが肝要に思えます。

 

 木材会社に勤めていますと、台風が来ると予想される度に工場や製品・材料の台風養生に時間を割いてきましが、不思議に十分な対応した時ほど台風は来ません。台風が小さいから、遠いからと考えた時ほど酷い状況になったことを記憶しております。まるで天上から見られているような気がします。

弊社の心がまえ

10.何が起こるかわからない。非常時に備えよう。

   地震、雷、火事、噴火。

 

 最近の業界新聞より、ある意味ショッキングな記事がありましたのでご紹介だけします。これは、(株)野村総合研究所による2030年までの新設住宅着工戸数の予測値です。この住宅着工戸数の減少は随分以前から予測されたことですが、改めて観ますとやはり、それでも誰もが唸ってしまう予測表だと思います。

 この表を観ての感想は、おおよそ一致しているのではないかと思いますが、対処法としては、人それぞれ、経営体それぞれです。少なくとも長期的なビジョンの基に、現在の仕事に邁進できればと考えます。

 

 さて、当社の28年度に入り、はや2ヶ月過ぎました。昨年度の製材部での課題・反省点として、一番に挙げられたことは生産量の計画未達でした。本年度は、5月、6月と順調に生産量をアップさせつつあります。理由はいろいろありますが、工場従業員、全員が日々の計画値を意識して取り組んでくれていることだと感謝しています。時期的に梅雨が上がるといよいよ繁忙期に入ります。勝負はこれからです。頑張りたいと思います。 

(有馬)