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★【シリーズ】CLT(Cross Laminated Timber)(25)

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「CLT関連告示等解説書」が出されました

 

 平成28年3月31日・4月1日施工された「CLT関連告示」ですが、官報だけを読んでいても理解するには、なかなか難解です。日本CLT協会と日本住宅・木材技術センターが企画した解説書が告示施工後から執筆・編集が進められ発刊され、平成28年6月28日に東京/スマイルホールで開催された第1回目の講習会参加者のテキストとして配布が開始されました。


 その後7月7日/大阪、7月14日/名古屋で開催された講習会においても参加者には、講習会テキストとして配布されました。

6月28日 東京会場
6月28日 東京会場
7月7日 大阪会場
7月7日 大阪会場

 このテキストですが、講習会に参加できなかった方々の強い要望もあってか、7月7日より(公財)日本住宅木材技術センターのHP「図書&講習会」のコーナーより購入できるようになっています。一般価格4,000円、日本CLT協会会員・日本住宅・木材技術センター賛助会員価格3,600円にて入手が可能です。告示解説書には、参考として構造設計例や接合金物に関する資料がDVDに収録されており、構造設計を担当されている方にとっては、その設計例を見ればCLTパネル工法の設計の流れが理解できるのではないでしょうか。

設計施工マニュアル 編集フロー
設計施工マニュアル 編集フロー

 今回の解説本は、あくまで告示の解説にとどまっているのですが、今後、同様に10月頃を目標に設計施工マニュアルも発刊される予定と聞いています。この中では、より詳細・具体的な記載がなされると思われます。また当マニュアルでは告示には無い「施工」についても解説がなされる予定です。

その後、協会版設計施工マニュアルの発行も予定されており、そちらでは、遮音、製造・加工、温熱環境、施工技術合理化他 協会内WGでの検討内容が盛り込まれる予定です。

構造・防火・材料だけでなくCLT建築への必要情報が待ち遠しいですね。

 

 



山佐木材(株)新工場建設を公表しました

 平成27年度CLT実証事業を受託し進めて来たCLTとSAMURAI(鉄筋挿入集成材:以下SAMURAI)による当社工場の構造設計については事業の報告会等においても報告をいたしましたが、この度(公財)日本住宅・木材技術センターの出版物である「住宅と木材」5・6月号の裏表紙に広告を掲載させていただいたことで建設予定を公表いたしました。

 

 現在、鹿児島大学工学部建築学科の塩屋教授のご協力の下、日本建築センターでの木構造評定委員会において審議中です。今後、評定委員会を8月中旬に終了後、国土交通省に大臣認定を申請した後、年末頃には着工し、広告にも記載しました通り、平成29年3月末には完工を予定しています。

 SAMURAIは現在、指定建築材料ではない為、法第20条の一に基づき時刻歴応答解析での対応となりまが、こうした実証建築を進めることで、法第37条での取り扱い要望についてのアピールになればと考えています。

 



毎年恒例 空知単板100kmウォーク

 今年も6月第3週末には、北海道へ・・空知単板(株)様主催の100kmウォークに参加してきました。

 毎年恒例とは言え、近くなると緊張・心配するもので、今年は完歩できるかな?と

6月18日~19日(100マイル参加者は、17日夜から)北海道空知管内(滝川市・砂川市・歌志内市・赤平市・奈井江町)をグルグルと約27時間(100マイルは+12時間)かけて歩く大会は、100マイル参加者の方は残念ながら雨に打たれましたが、100kmウォーカーは幸運にも雨には合わずに歩くことができました。

 

 ちなみに結果は、今年も何とか完歩できました。来年は、今まで大会においてお世話になった空知単板(株)スタッフの皆様へのお礼も兼ねてスタッフの下働きのお手伝いで参加しようかなと考えています。

※会社名は、以前所属していた三井住商建材(株)様のチームに入れてもらっての参加でしたので三井住商建材(株)となっています

 

100kmウォークには、全員で1028名が参加して完歩率は64.5%だったそうです。

参加された皆様 お疲れ様でした。

空知単板(株)の皆様には大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。

・・・北海道じゃあ このメルマガ読んでもらっていないかな(笑) 

常務取締役技術本部長 塩﨑 征男