メールマガジン第2号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ   専務取締役 榎原 久夫
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11月に入り、急に秋らしく少し肌寒い時期になってまいりました。

今年は台風による土砂崩れや地滑り、河川氾濫にて多くの方が被害に遭われたことに、あらためて自然災害の恐ろしさを感じました。

心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回のメルマガには、木造3階建て校舎の火災実験についての記事を掲載しておりますが、私も機会を得て直接見ることができました。

これは国交省が主体になり、国産材利用促進のために3ヶ年を要し、3階建て学校施設の建築基準法規制緩和に向けて行った実験です。

現在、学校の3階建ては面積に関係なく階数により、3階以上だと耐火建築物でなければいけない法律となっており、ほぼ木造での建物は出来ません。

今回の実験により、近い将来、基準法が緩和され、木造でも建設できるようになることは、子供たちの学校生活での環境改善、国土の66%を占める森林の木材利用、同時に森林の手入れをしていき温暖化防止、自然災害の抑制にも貢献していくものだと思います。

実験に使用された校舎実大の建物
実験に使用された校舎実大の建物

2020年の夏季東京オリンピックが決まり、又、鹿児島県も太陽国体から38年ぶりに国民体育大会が開催されるという明るい話題があります。

ひとつでも木造の競技施設でのおもてなしが出来ればよいなと思う次第です。

日刊木材新聞9月28日の記事
日刊木材新聞9月28日の記事
新しい建築材料として期待されるCLT
新しい建築材料として期待されるCLT

 

今年度、我が社も10月で第2四半期が終わり、これから忙しい時期に入ります。

震災の復興や経済対策、消費増税前の駆け込み需要も重なり、全国的に公共、民間とも仕事が増加し、技術者の不足が新聞でも話題になりました。

我が社も大工さんを必要とする仕事であり、少なからずその影響が出始めていますが、お客様に迷惑がかからぬように、気を引き締めて頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

専務取締役 榎原久夫