メールマガジン第28号>バイオマスシリーズ

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★【シリーズ】バイオマスについて(26) 代表取締役 佐々木幸久

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一月一日

一、 

年の始めの例(ためし)とて 

終わりなき世のめでたさを 

松竹(まつたけ)たてて門(かど)ごとに 

祝う今日こそ楽しけれ 

 

二、 

初日の光差し出でて 

四方(よも)に輝く今朝の空 

 君が御影(みかげ)に比(たぐ)えつつ 

仰ぎ見るこそ尊けれ

 

今年の元日は気候も穏やかで実に心地よいお正月でした。

九十歳の母、妻娘ともどもおとそ、お雑煮をおいしく戴きました。それから地元の「四十九所神社」、「護国神社」の初詣、そして父のお墓参り。

 午後は母を訪ねてくれる弟家族との歓談。子供たちもいつの間にか酒の強者になっていて、酒の品評などしている内についつい過ごしてしまうおとそ。いつもの穏やかで幸せなお正月でした。

 

 さて、巷間「今年の新年は温かくて正月らしくなかった」という話が出ました。年々お正月らしくないと感ずる人が増えているように思います。それは「例年になく温かい」からではなくて、正月らしい装いやしつらいを誰もしなくなったから、正月らしくないと感ずるのだろうと思います。

 

 小さい頃「新生活運動」という動きがあって、例えば門松などの「因習」は廃しようと推奨していました。松や竹を無駄に切らない、大事にしようということで、誰も反対できない至極もっともな話でした。

 その結果松や竹が繁茂する立派な山になったかと言えば全く逆で、松は松食い虫で全滅、竹ははびこりすぎて国がお金を出して「駆除」するという始末です。新生活運動がすべての元凶とは思いませんが、伝統の全否定は誤りだろうと思います。

 

写真部より  雲海からの初日の出(1月1日肝付町の国見山にて)
写真部より  雲海からの初日の出(1月1日肝付町の国見山にて)