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★役員からのメッセージ 常務取締役 有馬 宏美
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今年一年ありがとうございました
12月半ば、今年ももう僅かとなり、皆様も慌ただしいことと存じます。
本当に1年という時間の経過スピ－ドが、年々早くなると感じるのは自分だけでしょうか。
振り返ってみると今年も世界的な事件が多発し、ＩＳによる日本人人質事件に始まり、11月にはパリ同時テロ事件発生と心痛ましい事柄が多くあり、悲しくなるばかりです。
また、米当局に指摘されたディーゼル車の排ガス不正操作事件、横浜の基礎工事データ改竄事件等、連続して大企業による不正が発覚しました。同じ製造業・建設業に携わる身として情けなく、自分たちの仕事においては同じ過ちが決して起こらないように心していかなければならないという思うばかりです。
一方、年末に近づいて国産小型ジェット旅客機MRJが名古屋空港で初飛行に成功、国産H2Aロケット29号機が種子島で初の商業衛星打ち上げに成功、と続けて心躍るニュ－スでありました。
両日とも直接観ることは出来なかったのですが、出張で行っていた名古屋空港近くの工場から、そして当地鹿児島から、その時間帯にまるで見えるような気がしてしばらく空を見上げていました。
ロケットといえば、現在放送中の日曜劇場『下町ロケット』に、はまっている方々も多いと思います。誠実をモットーとする佃製作所、社長をはじめ、従業員一丸となって困難な問題に立ち向かう姿は心打つものが確かにあります。不誠実な事件が多い現代では、戦後の復興を支え続けてきた企業の姿、まじめで誠実であった企業の姿を身近に感じたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
この痛快なドラマを単にドラマ番組としてだけでなく、製造業に身を置くものとして私自身これを少しでも見習いたいと思って毎回観ています。
現実自分の仕事の中で出来ることは何かと考えると、地道にコツコツと実践していく中で毎週朝礼で唱和している弊社の心がまえ10ヶ条、私が今重点をおいている３つを紹介して、今後新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。
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５．不良品を次工程に送らない。不良品、仕掛品は日々片付けていく。
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６．連絡不足が無駄な元。打合せは部門間部門内、要領よく手短にひんぱんに。
- ７．おかしいこと、気づいたことやアイデアはすぐに上司、先輩に報告する。
繁忙期にあるこの時期、お客様にご迷惑かけないよう、従業員一丸となって取り組んでいるところではありますが、年末仕事納めまでしっかり気を引き締め、努めて参ります。
最後に、お客様に感謝、ご支援下さいました方々に感謝、従業員に感謝、家族に感謝申し上げ、来年もよろしくご指導くださいますこと、お願い申し上げます。
（常務取締役 有馬 宏美）