メールマガジン第11>ツーバイ材

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★【新・特集】ツーバイ材の供給に向けて(1)

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県産スギ材を利用した枠組壁工法部材の品質評価試験

この試験研究は、株式会社さつまファインウッド様、鹿児島県工業技術センタ-様が実施する事業であります。

弊社は、製材段階での協力のために参加致しておりますが、今後のツーバイフォー材の国産材化に向けて参考になればと考え、試験段階ごとに簡単にご紹介したいと思います。

 

<試験の目的>

径級別の県産スギ丸太から枠組壁工法部材(2×4材)を生産する工程において、製材、天然乾燥、人工乾燥、フィンガージョイント時の製造歩留まり、乾燥時間、 仕上がり含水率等の性能を把握し、丸太径級に適した県産スギ2×4材の生産技術について検討する。

 

平成26年7月28日

作業内容

  1. 丸太番号記入
  2. 打撃法共振周波数(FFT),重量(重量計,フォークリフト)
  3. 直径,長さ,曲がり(自動計測),木口写真

 

ツーバイフォー用原木の選木作業

鹿児島産の杉原木の中から、小曲材で、且つ赤心材と黒心材に分けています。


 

赤心系統杉材


 

黒心系統杉材


 

原木にナンバリング


 

原木段階での強度測定


 

3Dスキャナーを使用して、デ-タの集積作業



 

実際の試験結果・考察については、事業終了後に事業者の許可を頂いてからご紹介したいと思います。

(常務取締役 有馬 宏美)