M田部長のぶらり肝付町の旅・自慢の美味か(おいしか)とこツアー(5)

肝付町は、海の幸、山の幸に恵まれた町です。食堂や居酒屋で出されるお魚もとても新鮮で美味しいんです。「美味かとこといっても、食堂系だけではなんかなぁ、物足りない。やはり調達系も入れといてくださいな。」という声も聞こえてきそうな気がします。


その貴重なご意見に答えるべく、あの国見トンネルを越えて、内之浦に向かいました。

肝付町で海の幸を調達したいとき、外せないお店、「こなみ鮮魚店」を訪ねました。スーパーでは味わえないおいしいお魚屋さんなんです。漁港入り口の交差点から200mほど、港町独特の小路を漁協へ向かうと右手にこのお店が見えてきます。

店の間口は軽トラ1台で一杯
店の間口は軽トラ1台で一杯


ガラスケースとトロ箱に朝獲れたてのいろいろな地魚が並びます。

今日は鯵、太刀魚、金目、糸引き、歯鰹、かますなどなど。


このお店が建って35年近く経っているそうですが、魚屋を始められたのはもっと前からだと聞いています。現在は3,4年前に三代目が後を継ぎ、若夫婦で切り盛りされています。ちなみに屋号の「こなみ」は初代(三代目のおばあちゃん)のお名前。

この店から、競りの行われる内之浦漁協までは、200mほど。店に並ぶ魚はほとんど朝の競り市で仕入れます。ただ、食堂などからの注文によっては、揃わないものもあるので鹿屋市の魚市場に4時起きで駆けていくそうです。奥さんは子供たちを幼稚園に送り届けてからお店に。仲の良い頑張り屋さん夫婦です。


流しでは三代目が奥さんと注文の入った魚を捌いているところでした。仲良し!
流しでは三代目が奥さんと注文の入った魚を捌いているところでした。仲良し!


「こなみ鮮魚店」は、目の肥えた地元の人がとても多いお店です。午前10時前には行かないと、狙い所が売り切れてしまいます。予約を入れるのも良いですが、あれこれ迷いながら魚を選ぶのも楽しいことです。ぜひお早めに。

これからの時期、正月用のミズイカ(アオリイカ)なども並ぶことでしょう。


今朝は種類の多い魚の中で、ピッカピカの銀色歯鰹を1本購入。今夜近くの4,5人と一杯やることになっているので、さくに捌いてもらいました。刺身とたたきにしていただきます。

ご馳走様。

                           (高山に続くのか? M田)