M田次長のぶらり肝付町の旅・川上地区編③

川上のゲストハウス「石の家」をプロデュースしたJOUさん(肝付町地域おこし協力隊)が、一日限りのカフェ「きしたんカフェ」をオープンするよという情報がいい感じのポスターによって舞い込んできました。

会場準備中のJOUさんといい感じのポスター
会場準備中のJOUさんといい感じのポスター

彼女は、肝付町岸良(きしら)にもゲストハウスをプロデュースしています。

こちらは、岸良の旧家に縁のある方が住んでおられた家が空き家になっていたのを貸してもらい、改修しました。

焼き杉で外壁が覆われている以外は、ふつうの古い民家です。

広さは20坪くらいでしょうか。こぢんまりとした佇まい。裏には幹回りが10mもありそうな大きなアコウの樹が枝を大きく繁らせ、その根下にはサネンが赤い実をつけており、心地よい亜熱帯の雰囲気に包まれています。家の名は「きやんせ肝付・岸良のいえ」


さて、せっかくなのでカフェでお茶してみました。

メニューは地元のマダムたちで構成する「おとめ工房」手作りの餅とお団子にコーヒー・紅茶などのドリンク付きで300円。

紅茶と三色団子をいただきました。甘すぎず口当たりよく、何よりも素朴で美味しかったです。

12時を過ぎる頃からお客さんが入りはじめ「おとめ工房」のマダムたちも大わらわ。お茶を入れたり、グッズを販売したり、何よりおしゃべりしたり大変です。

田舎の小さな集落の小さな空き家がこんなに賑わうことはなかったことでしょう。

「これからは、地元の人たちのプロデュースで月一回でもこのカフェが開店すればもっと楽しくなると思う。そんな風になるよう活動していこう。」とJOUさんが話してくれました。予想以上の来客に彼女もびっくりだったようです。


実は、JOUさんはプロのコンテンポラリーダンサー。

少し晴れ間が見えてきた岸良の空の下シュッとポーズを決めてくれました。

地元の人が気づかない地元の魅力をどんどん引き出してくれる人です。

(M田)